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温暖なために紅葉はあまり期待できない東紀州ですが、春と並んで花の多い季節、いろんな花を探しながら歩いてみてください。 |
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ミカエリソウ (見返草 シソ科テンニンソウ属 Leucosceptrum
stellipilum)
「鮮やかなピンク色の美しい花を咲かせるため、思わず見返る」というところから名前が付いています。別名は、イトカケソウ(糸掛草)で、こちらはおしべの形からきています。山地の林床に群生する落葉小高木。9月〜11月、鮮やかなピンク色の花を多数付けた花穂が目にとまります。
東紀州では、10月頃の馬越峠が代表的なスポットで、ひのき林の中に群落を作っています。 |
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アキノキリンソウ (秋の麒麟草 キク科アキノキリンソウ属 Solidago
virgaurea var. asiatica )
日本全国に生育する多年草で、草原や明るい森林に生育します。和名は、秋に咲く麒麟草の意味で、花が美しいのでベンケイソウ科のキリンソウに例えたものとか。9月〜11月、黄色いかわいい花をたくさん咲かせます。泡立つように花がたくさん咲くので、別名はアワダチソウと言います。
花の時期に地上部を採り、水洗いして日干しし、煎(せん)じてカゼの頭痛やのどのはれの痛み、はれものの解毒に利用されます。若苗の葉を揚げ物にしたり、塩ゆでして水でさらし、おひたしやごまあえなどに使われます。 |
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ヤマラッキョウ (見返草 ユリ科ネギ属 Allium
thunbergii )
やや湿潤な草原に生育する多年草。湿地の周辺、田んぼの畦などに見られます。和名は食用のラッキョウに似ているとの意味です。9月〜11月、地下の球根から花茎を出して紫色の花を咲かせます。
熊野古道の山道ではあまり見られませんが、田んぼの畦などで見ることがあります。 |
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ヤブマメ (藪豆 マメ科ヤブマメ属 Amphicarpaea edgeworthii var.japonica )
藪に生える豆ということでこの名前が付いたと言われています。その名の通り、道ばたのちょっとした茂みなどに生える、つる性の1年草。夏の終わりから秋にかけて、淡い紫色のかわいらしい花を咲かせます。花の後にはマメ科らしく実を付けますが、地上に出来るほかに地下の閉鎖花にも実がなります。
熊野古道沿いのちょっとした茂みを探してみると、見つかります。 |
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キツネノマゴ (狐の孫 キツネノマゴ科キツネノマゴ属 Justicia procumbens var.leucantha )
道ばたの草地に生える1年草。面白い名前ですが、その由来はハッキリしません。
夏の終わりから秋口にかけて、茎の先などに穂状にたくさんの花をつけます。色は薄紫〜白で、小さな花ですが群生している場所ではよく目にとまります。
熊野古道では、山の中よりも街中の草むらに多いかもしれません。 |
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フユイチゴ (冬苺 バラ科キイチゴ属 Rubus
buergeri)
山地に生える常緑小低木。茎はツル状に地面をはって伸び、褐色の曲がった毛が密生しています。刺はありません。9月〜10月、葉の付け根に直径2センチほどの白い花を数個ずつつけ、実は初冬に赤く熟し、食べられる。
熊野古道では至るところに見られる植物。花の時期よりも赤い実がなっている晩秋〜冬の時期によく目にとまります。花はした画像の通りごく小さな白い花で、葉に隠れているので目立ちません。 |
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