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暑い夏、東紀州では雨も多いため熊野古道を歩くのも一苦労です。それでも暑い中を元気に咲く花も多く、楽しめる季節です。 |
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アジサイ (紫陽花 ユキノシタ科アジサイ属 Hydrangea
macrophylla form.macroohylla)
庭園や街路樹などに一般的に植えられている落葉低木。日本の庭で昔から好まれてきた花木のひとつで、江戸時代から生け花などに使われてきました。野性種ではヤマアジサイ、コアジサイ、タマアジサイ、ノリウツギなどがあります。園芸種も含めると品種は数百種にもなります。花期は6月〜7月、きれいに見える大きな花は装飾花で、中心に小さな花があります。
東紀州では街路樹として植えられている場所が多いほか、同種のガクウツギなどウツギの木が多く見られます。 |
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アキノタムラソウ (秋の田村草 シソ科アキギリ属 Salvia
japonica)
山野の道ばたや林のふちに普通に見られる多年草。花をつける穂の高さは20センチ〜80センチ。花期は7月〜10月で、夏から咲きはじめて最盛期は秋。青紫色の唇形をした小さな花が、穂にパラパラと咲きます。
熊野古道沿いでは、自然林や下草の多い人工林で見ることができます。 |
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オニユリ (鬼百合 ユリ科ユリ属 Lilium
lancifolium)
田のあぜや土手などに生える多年草。鱗茎を食用にするために栽培されることも多いです(=百合根)。古くは中国から渡来したとも言われています。
高さは1〜2メートルで、葉もたくさんつきますが、葉の付け根にムカゴ(珠芽)がつくのが特徴です。花期は7月〜8月で、多い株は20個近くの花をつけます。
東紀州でも国道沿いの草むら、原っぱなどでよく見られます。見た目がちょっと不気味な感じですが、群生して咲いているとなかなかきれいです。
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イネ (稲 イネ科イネ属 Oryza
sativa)
日本人の主食、お米の花です。イネは紀元前400年以前に、インドや中国あたりで栽培が始まったと考えられています。日本へは、中国を経由して縄文時代の終わり頃に伝えられたと考えられています。
7月、イネの花が咲き終わると稲穂が重くなって垂れはじめ、収穫の秋を迎えます。
古道のコース沿いにも田んぼは多いので、どこでも見られます。画像は千枚田で撮ったものです。
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ミズヒキ (水引 タデ科タデ属 Polygonum
filiforme)
林のふちなどに生える多年草で、どちらかというと半日陰のところに多く生えます。葉の表面の真ん中あたりに黒い斑紋のあるものが多く、花がないときでも葉ですぐにわかります。花期は8月〜10月で、40センチ〜80センチにもなる茎に小さな紅色の花が穂になって咲きます。
熊野古道でも夏〜秋にかけて多くの場所で普通に見られます。ひざくらいまで穂を伸ばして咲くかわいらしい花です。葉の模様を覚えておけば、花がなくてもすぐにわかります。 |
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スイレン (睡蓮 スイレン科スイレン属 Nymphaea
hybrida)
スイレンの仲間は、北半球の温帯の沼などに多く自生しています。園芸品種としても様々な品種が作られています。
春から秋に円形の葉を水面に浮かべ、冬には枯れて休眠します。花期は5月〜9月で、直径10センチ〜25センチの花が水面に浮かぶようにして咲きます。
熊野古道では、「ツヅラト峠」の紀伊長島町側のふもとにあるビオトープで見ることができます。 |
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ホテイアオイ (布袋葵 ミズアオイ科ホテイアオイ属 Eichhornia
crassipes)
熱帯アメリカ原産の多年草で、観賞用の水草として輸入されましたが、繁殖力が強く今では野生化して害草となっているところも。膨らんだ葉柄が浮き袋の役割を果たして水面に浮いていますが、この葉柄を布袋様のお腹に見立ててこの名前がつきました。
花期は8月〜10月で、淡紫色の花を多くつけます。
こちらも「ツヅラト峠」の紀伊長島町側のふもとにあるビオトープで見ることができます。他にも、野生化したものが田んぼなどにあるかもしれません。 |
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