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3月頃から春の花が一斉に咲き始め、古道沿いもにわかに色鮮やかになります。花と新緑の季節、古道がもっとも美しい季節かもしれません。 |
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センダン (栴檀 センダン科センダン属 Melia
azedarach var. subtripinnata)
海岸近くに生える落葉高木で、5月〜6月に薄紫色の花を咲かせます。花の香りが強く、アゲハやハチなどたくさんの昆虫が蜜を吸いに集まってきます。10月には黄色い実がなり、葉が落ちた後に熟します。
東紀州地域でも海岸沿いの土地で見られます。 |
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ハナショウブ (花菖蒲 アヤメ科アヤメ属 Iris
ensata)
日本原産の多年草で、今では観賞用にも多くの種類があります。単にショウブという場合はハナショウブのことを指しますが、本当の「ショウブ」はサトイモ科で花は全く違います。菖蒲湯に使われるのも「本当のショウブ」のことです。5月〜7月、鮮やかな紫色の花を咲かせます。
東紀州地域でも民家の庭先などでよく見かける花です。 |
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キンラン (金蘭 ラン科キンラン属 Cephalanthera Falcata)
4月から6月にかけて、山地や丘陵の林などで見られる多年草。まっすぐに伸びた茎は30cm〜60cmにもなり、その先に3〜12個の黄色い花を咲かせます。葉はやや厚めの長い楕円形。
熊野古道沿いではあまり見かけたことはありませんが、きれいな雑木林などで見つけることができるかもしれません。 |
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ヒメウズ (姫烏頭 キンポウゲ科オダマキ属 Aquilegia adoxoides)
やぶ、土手などで普通に見られる多年草。茎の高さは10cm〜30cmにもなり、3月〜5月に乳白色の5mmほどの大きさの花を枝先に咲かせます。トリカブト類を現す「烏頭」という名前がついていますが、オダマキ属です。
熊野古道沿いでも、山の中で普通に見られる植物ですが、あまり目立たないため見落とすことも多いかもしれません。 |
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カキドオシ (垣通し シソ科カキドオシ属 Glechoma hederacea var. grandis)
草地ややぶに咲く多年草。つるが垣根を通して向こうまで伸びていくということから、名前が付いています。4月〜5月、紅紫色の花を咲かせます。(画像は青紫みたいですが・・・)唇のような形をした花びらが特徴的です。
熊野古道では、街中の草むらで見かける花です。道端の草むらも、しっかり見ればこんな面白い花を見つけられるかもしれませんね。 |
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ヒメオドリコソウ (姫踊り子草 シソ科オドリコソウ属 Lamium purpureum)
ヨーロッパ原産で、明治時代に東京で見つかった帰化植物。荒地や道端、田んぼの畦などに群生し、4月〜5月、紅紫色の唇形の1cmほどの花を咲かせます。
関東周辺で帰化したそうですが、今では熊野古道沿いの畦道などでも普通に見かける植物です。よく見るとかわいらしい花を咲かせています。 |
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ムベ (郁子 アケビ科ムベ属 Stauntonia hexaphylla)
道端の茂みや庭先にある常緑のつる性樹木で、アケビの仲間です。4月、アケビの花と同じ時期に花を咲かせますが、アケビに比べるとやや地味な色・形です。秋には食べられる実がなりますが、熟してきてもなかなか割れません。
熊野古道の街中、庭先や道端の茂みによく見られます。 |
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イワチドリ (岩千鳥 ラン科ヒナラン属 Amitostigma keiskei)
岩場に生える多年生の着生ラン。山野草としてよく売られていますが、自生しているものは珍しいようです。熊野古道沿いでも見られたら運が良い、かわいらしい花です。 |
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