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人工林はそれなりに手入れされていますし、道端の草も刈ってあるので快適(左下画像)。間もなく有名な水壺地蔵に到着です(右下画像)。 |
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横垣地蔵(水壺地蔵ともいう)は、旅の疲れを癒すには格好の適地。地蔵の横には、弘法大師がここを通り喉が渇いたので杖をつついて水を沸かしたという湧水が出ています。
横垣地蔵は新旧2躰建てられ、新しい地蔵と石灯籠には、嘉永三十二(1850)年、大阪佐藤屋宗七が建立したと刻されています。
大阪の大工宗七は職を求めて熊野に来ましたが仕事が見つからず、横垣地蔵で疲れはてて寝込んでしまいました。その夢枕に地蔵様が現れ、「この下の集落へ行くと仕事がある」と告げられたそうです。さっそく神木集落へ下りてみると仕事があり、その後大繁盛したので、そのお礼に地蔵と石灯籠を献納したという言い伝えがあります。
水壺地蔵から10分ほどで横垣峠に到着。「横垣峠」と掘られた石と案内標識があるだけです。木々の間から熊野灘が見られます。
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横垣峠からさらに10分ほど平坦な道を歩くと、見晴らしの良い東屋が立っています。ここが坂ノ峠(下左画像)。ここから御浜町阪本の集落へ急な下りがはじまります。同時に、美しい石畳道の始まりです(下右画像)。
神木集落をスタートした横垣峠は途中、急な坂道を少し登ると、あとは比較的平坦な山道ですが、神木と阪本集落の間にある坂ノ峠まで来ると様相が一変します。
この坂ノ峠を境として地名が「折山」とかわり、これから阪本方面へに向かうことになります。何と言っても横垣峠コースの見せ場は、この折山古道にあります。 |
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阪本集落に向けての下り、その道の大半は広い道幅の石畳。秋にはリンドウの花が咲き乱れる素晴らしい道です。
なお、石畳に使用されている石材は神木流紋岩で、地殻変動の際、強い熱量により溶かされた石が波状に固形化されたものと言われています。 |
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運が良ければ、こんな風にサワガニのお出迎えがあるかも・・・。(坂ノ峠からの下り道で遭遇。) |
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