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鬼ヶ城跡から再び松本峠へ戻って、木本側へ下ります。下り道は杉林の他に自然林もあります。南側の斜面と言うこともあり、大泊側よりも明るい感じがします。 石畳も少し残っていますが、大泊側ほど階段状でもなく、距離もそれほど長くありません。
また、下りの途中には七里御浜を見渡せる場所があります。梅の木などもあって、初春の時期は見事な景色が楽しめます。
石畳道を少し歩くと、間もなくコンクリートの道になります。 木本側からはココまで車で来ることもできるので、けっこう楽に峠頂上まで行くことができます。 ココに車を停めて、ちょっと散歩に峠までという人もけっこういるようです。
上の登り口からコンクリートの道を少し歩いていくと、眼下に木本の街が見えてきます。石畳らしき道も少し残っています。
民家の間を歩くので、地元の人たちと会うこともしばしば。ちゃんと挨拶をして、道をふさぐなど生活の邪魔にならないようにしましょう。
左:木本側の登り口から道なりに歩いたところに、笛吹橋があり、そのよこに石の道標が立っています。ここから木本通りを歩きます。 右:笛吹橋。平安時代、鬼ヶ城に住んでいた鬼退治にまつわる横笛の伝説から、端の名前が付けられています。欄干も、横笛をイメージした穴が開いたデザイン。
笛吹橋を渡って、民家の並ぶ木本通りを歩いていくと、間もなく木本神社。 棟札(熊野市有形民俗文化財)、吉田大明神石祠、六法行列(10月10日に行われる木本祭りの花形行事。熊野市無形民俗文化財)、木造狛犬 など、多くの文化財をもつ神社です。時間があれば、ゆっくり見ていくのもいいでしょう。
木本神社のすぐ横にある道標。平成17年頃に街中の道標が整備されて、峠から下りてきた後も街中歩きを楽しめるように整備が進んでいます。
左:木本通りは、かつての熊野街道ですが、その後も生活の場として商店が立ち並んだりしてきました。そのため、古民家はポツリポツリと残っている程度で、見事な街並みが残っているわけではありません。 右:ポツリポツリと、立派な古民家が残っていて、往時の雰囲気を想像させてくれます。この画像は、明治初期に開業した酒甚旅館の建物。(今は営業していません。)
木本通り沿いの民家、軒先に写真が飾られています。街角ギャラリーとして、熊野のいろんな風景を楽しむことができます。
木本通りには、こんなふうにお揃いの「のれん」が並んでいて、熊野街道としての雰囲気を作っています。
左:にしご茶屋。木本通りとは別の通りですが、松本峠登り口のすぐ近くにある定食屋さん。地元のおかみさんたちが、手作りの美味しい定食を食べさせてくれます。建物も古民家で、いい雰囲気です。 右:こちらも木本通りから少し入ったところにある紀南ツアーデザインセンター。熊野を舞台にしたエコツアーを企画しています。地元の林業家から借りている立派な古民家は、一見の価値ありです。
木本通りを10分も歩けば、熊野市駅に到着。(木本通りから右へ曲がってすぐ。案内標識があります。) 周りには食堂もあるので、汽車が出るまで時間があれば、めはりずしなどを楽しむのもいいでしょう。 また、時間があれば駅へ来る前に七里御浜でゆっくりしてくるのもいいでしょう。