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鬼ヶ城跡へ行く途中、画像のように周りよりもかなり低くなっている場所を、3カ所ほど通ります。 実はこれ、かつて城を守るための「堀切」だった場所なんです。
熊野古道・松本峠から鬼ヶ城跡までのハイキングコースには現在も3ヶ所の堀切が実際に残っていて、浅くなってはいますが空堀の跡を見ることも出来ます。
鬼ヶ城跡への一歩手前、東屋が立っている場所からは、七里御浜の展望が抜群です。晴れていればずっと向こうまで見渡せて、「熊野古道随一の展望」と言われるのも納得の景色。東紀州を代表する景色の一つです。
東屋で展望を楽しんだ後、さらに東へ向かうと鬼ヶ城城跡。
鬼ヶ城本城と呼ばれるこの砦城は、室町時代(1523年頃)に熊野付近を広く領地としていた有馬和泉守忠親が、甥に跡を譲り隠居するために構えました。 やがて有馬氏も永禄元年(1558年)、新宮・堀内氏に滅ぼされました。堀内氏は豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の役に至るまでこの地を治めました。 熊野灘の海原と田村麻呂伝説の魔見ヶ島、七里御浜の長汀や遠く熊野三山方面を望むことができ、風光明媚な眺望を楽しむことが出来る場所です。
鬼ヶ城跡から、大泊側の展望。大泊海岸から熊野市磯崎にかけてのきれいな景色が楽しめます。 画像下は鬼ヶ城北側斜面の桜。満開の時期にはこの一帯がピンク色になってとてもきれいです。
鬼ヶ城跡をもう少し先まで進むと、この展望台があります。 熊野灘が見渡せる場所です。(本当に海しか見えませんが・・・。)晴れていると水面がキラキラ光って、まぶしくてじっくり景色を楽しむことができないくらいです。