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 |
茶屋跡を越えて自然林と人工林が交互に出てくるようになりますが、石畳もところどころに残されています。長年の歳月でかなり埋もれていたり、木の根が絡んでいたりします。 |
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けっこう急な下りを歩いていくと、猪垣が現れます。かなり草・木の根が生えていてその年月を感じさせます。(画像右の石垣のようなものが猪垣です。 |
 |
こちらは熊野市指定文化財になっている猪垣記念碑。猪垣の出てくるあたりの大きな木の根元に置かれています。
昔の人は年貢を納めるために、少しの平地はもちろん、傾斜の多い野山でも高い石垣を積んで田畑を拓きました。特に二木島は、山が直接海にせまっているため、田畑を開拓するのにたいへんな苦労をしました。しかも、山からイノシシやシカなどの野獣が出没し、農作物を荒らしました。
このため、市内各地で防除柵を設けました。特に、大泊から二木島地区にかけては、およそ30kmにおよぶ猪垣を築きました。寛保元年(1741年)、二木島浦の庄屋だった松場 清右衛門が指揮者となって、里町寺崎まで1,100mの猪垣を築き、その記念として猪垣記念碑を作りました。
大きな石を磨いて、縦68cm、横68cmの枠を作って記録したもので、貴重な史料です。(熊野市有形民俗文化財) |
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熊野市二木島町、二木島湾が見渡せる国道311号線沿いの降り口。なかなかいい眺めです。急な下りをおりて、標識に沿っていけばJR二木島駅に到着です。 |
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