甫母浦、遊木浦、二木島浦では、古くから捕鯨漁が盛んであった。遊木港にはサンマ漁が盛んである。三陸沖から回遊しスマートになった頃、近海で捕れる。サンマ寿司や干物は秋口から全国発送される。
鯨碑は、四基あったが、三基がいつの頃か津波で流失したと云う。JR二木島駅近くの浅間神社登山口に一基の鯨の供養塔(寛文11年、1671年)が現存する。
南に向かうと新鹿(あたしか)湾、波田須(はだす=徐福上陸の伝説の地)、磯崎港、木ノ本港、七里御浜海岸へと続く。熊野古道の松本峠から見下ろす浜街道は、昔の巡礼も感動したという。
近年、観光名所として脚光を浴びている「楯ヶ崎」は、二木島より舟で15分のところにある。
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