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左:出発地点は志古、かつては三重県側の楊枝の渡しから熊野川を船で渡っていました。志古バス停も同じ場所にあり、新宮駅からバスも出ています。自家用車で来てもすぐ隣に駐車場があって停められます。
右:万才峠へ向かう入り口は、ジェット船乗り場の国道を挟んで向かい側の斜めに分かれている細い道。「熊野古道 伊勢路」の案内標識があるのですぐ分かります。 |
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国道から細い道に入りますが、しばらくは田園地帯を通る平坦な道が続きます。道はアスファルトで舗装されています。 |
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田園地帯の道端には、いくつか古いお地蔵様が残っています。謂れも何も書いてありませんが、今でも地元の人たちがきれいにお世話しています。 |
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左:民家がなくなってきたヘアピンカーブにある案内標識。真ん中に書いてある一遍上人名号碑と桜地蔵が万才峠への入り口近くにある史跡なので、入り口まで約3kmです。
右:左の標識が出てきたところから、カーブの連続する上り坂になります。道は舗装されていてしっかりしていますが、周りの景色にあまり変化はなく少し退屈です。道端の草むらに花が咲いているので、探しながら歩くのも良いでしょう。この道がかつての参詣道なのかどうかは分かりませんが、今ではこの道しか残っていないようです。 |
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上り坂を歩いていくと、右手へ少し入ったところに一遍上人名号碑の写しがあり、解説板が立てられています。
時宗の開祖となった一遍上人が立てたと伝えられる名号碑が、この写しから2kmほど歩いた場所にあります。文政10年(1827)、時代とともに上人の真跡が消えるのを惜しんで、この岩に彫ったものと伝えられています。
この写しは熊野川町の指定文化財、本物の名号碑は和歌山県の指定文化財です。 |
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左:名号碑の写しを過ぎてさらに上り坂を歩いていくと、牛舎がいくつか道沿いに建っています。けっこう臭いますが、上り坂を足早に歩くのも疲れるので、我慢して歩きます。
右:牛舎を越えたところにある林道 志古線の起点を示す標識。林道になっても、道の大部分はしっかり舗装されている道です。 |
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林道になってからも上り坂が続きます。万才峠は400m少しの標高ですが、この林道で高度を一気に稼いでいる感じです。
林道からは彼方の稜線が見えますが、志古線はずっと向こうの山まで続いているようです。 |
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林道を歩くのに飽きた頃、大きく右へカーブする左側に、万才峠(ばんぜとうげ)への案内標識があります。
時間と体力がなければこのまま山道へ行きますが、余裕があれば林道をさらに200mほど上ったところに、一遍上人名号碑と桜地蔵があるので、見に行きたいところです。そのさらに上には宝篋印塔もあるようですが、ここから1kmちょっとあるので、よほど余裕がないと行けません。 |
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