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語り部さん紹介

こんな方たちが、熊野古道を訪れるみなさんをおもてなしします。(※ 五十音順で掲載しています。)

マ行
三石 学(みついし まなぶ)南 靖久(みなみ やすひさ)向井 弘晏(むかい ひろやす)
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三石 学
氏名 三石 学
(みついし まなぶ)
性別・年齢 男・1955年生まれ
案内の得意なコース 波田須の道、大吹峠、松本峠
得意な分野  
好きなコースや場所 波田須の里ののどかな農村風景や松本峠から七里御浜の遠望

熊野古道に対する思い
熊野古道語り部友の会の花尻会長が熊野市社会教育課長のときに、先生から熊野古道の存在を教わり、四半世紀にわたり古道の整備や研究に関わってきました。その古道が世界遺産に登録されるのは感慨ひとしおです。
峠にまつわるいろんな物語を知り、街道を通過した人々の思いを感じながら石畳道を歩くと、古道に対する考え方が違ってきます。
これからも大勢の方が古道を訪れると思いますが、語り部として一人でも多くの方と接し、交流を深めて行きたいと思っています。
(2004年4月 文・三石さん)


南 靖久
氏名 南 靖久
(みなみ やすひさ)
性別・年齢 男・1956年生まれ
案内の得意なコース 八鬼山越え
得意な分野  
好きなコースや場所 さくらの森エリアからの展望、八鬼山越えに残る町石

熊野古道に対する思い
●きっかけは?
 私はここ向井(八鬼山のふもと)で育ちましたが、子どもの頃からココは自分のホームグラウンド。今の東邦石油がある辺りから山の方に向かって、木材運搬用のトロッコがあって、それで遊ぶのが日課のようにして育った人間です。八鬼山も自分のホームグラウンドみたいなものですが、そこを道案内したいという気持ちがありました。そこで語り部養成講座を受けて、語り部になったのです。
●八鬼山の案内は大変では?
 今でも、語り部というよりは道案内という感じでやっています。案内板にない世界遺産登録のことなど、いろいろ勉強して話をします。お客さんもそういった時事ネタに興味があるようですね。
 また、自分は市議会議員をやっていますが、最初にそれをみんなに言っておくと、安心して任せられるという感じになります。安心してもらったところで、自分のホームグランドをしっかり案内していくというのが、私のやり方になってます。
 それから八鬼山はやはり厳しいコースなので、途中でへばってしまう人がいて、バスツアーなどでは必ず数人はそういう人がいます。そういう人たちのお世話をするというのが、重要な役割になってますね。
●これからの目標・期待は?
 これから向井には「古道センター」(仮称)が作られて、ひとつの拠点になります。八鬼山は厳しいコースなので、全部を歩くのは誰にでもできることではありません。1時間ほどで石畳など熊野古道の雰囲気を存分に味わってもらえるコースを、古道センターを拠点に作りたいと思っています。それなら、家族連れでも気軽に楽しめますから。
 また、熊野古道を歩きに多くの人が来てくれますが、地域の活性化のためにもできるだけ何度も来てもらって、滞在してもらえるような仕組みが必要です。そのために、昭和30年頃までは尾鷲で普通に作られていた「杉の葉線香」の工房や、みかんの木のオーナー制度といった体験メニューを使って、何度も足を運んでもらえる仕組みづくりをしていきたいと思います。幸い、向井地区の人は純朴でおもてなしの心がありますしね。
●古道へ来てくれるお客さんへメッセージは?
 最近はツアーなどで大勢で来る人が多いですが、ぜひ、一人でゆっくりと歩いてもらいたいですね。ツアーでも、一人一人が距離を置いて、おしゃべりをずっとするのではなく、一人でしっかりと歩くのです。周りの雰囲気を楽しみながら、自分の過去やいろんな事を思い出しながら歩くことで、心が癒(いや)されると思うのです。自分の足で歩いて自分の過去を反省しながら歩く、そうして癒されていってもらいたいと思います。
(2004年5月 尾鷲市にてインタビュー)

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向井 弘晏
氏名 向井 弘晏
(むかい ひろやす)
性別・年齢 男・1941年生まれ
案内の得意なコース 観音道
得意な分野 泊観音にまつわる話
好きなコースや場所 観音道の中腹にある水場の石仏群の雰囲気

熊野古道に対する思い
●得意な分野は泊観音ということですが?
観音道は、子どもの頃の遊び場で、自分にとっては庭みたいなもの。だから道に関する思い出もたくさんあって、自分しか話せない思い出話が話せます。観音道は信仰の道で太地などからも人が来ていたことなど、道に関するいろんな情報を知っています。
●お客さんに何を伝えたいですか?
観音道は、昔から観音信仰として歩かれてきた祈りの道。いろんな人がいろんな思いを抱いて歩いてきた道、先人達が祈りながら歩いてきた道である、ということを分かってもらいたいですね。
そして、33体ある観音様の姿・形・表情を、1つ1つじっくりと味わって見てもらいたいと思います。観音道にある観音様は、どれも優しい穏やかな表情をしていますよ。
その辺りをより理解してもらうために、七観音とは何かとか、観音道にある33体の観音様の配置図などを説明用に作っています。そういった資料を見てもらうことで、お客さんにもよく分かってもらえると思っています。
最近、バスツアーなどで来る人たちは、波田須から登って、観音様を見ながら下ってくるだけということが多いのですが、それではこの観音道の良さはわからないと思います。大泊のほうから、観音様を拝みながら上り坂を歩いて、苦労してやっと観音堂に到着する、それでようやく祈りの道としての観音道を歩いたことになると思います。
向井さん作成の泊観音イラストマップ

 これが向井さん製作の泊観音イラストマップ。どこに何番観音があって、それが何寺に該当するかが書かれていて、とてもわかりやすいです。
●これから熊野古道にどう関わっていきますか?
世界遺産登録もあり、たくさんの人に来て欲しいという気持ちはあります。その一方で石畳は守りたいし、保全は1つの大きな課題ですね。
自分としてはこれまでどおり、自分が楽しみながら自然体で活動を続けていきたいと思います。世界遺産登録されたから張り切るのではなく、これまでどおりの活動を続けて、道を守りながらその良さを伝えていきたいと思います。でも、これが義務として押しつけられると、やる気がなくなっていきます。あくまで自分のやりたい範囲、出来る範囲でやっていきたいですね。
また、今の古道客はゴミを捨てる人はほとんどいないなど、マナーが大変良いですね。これから来てもらうお客さんにも、マナーの良さを期待したいと思います。
それから観音道について言えば、今にも崩れ落ちそうな観音堂を見ると時の流れを感じます。
(2004年6月 熊野市にてインタビュー)


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