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竹の谷にかかる滝で、昔は「竹の谷の滝」と呼ばれていたが、和歌山藩主徳川義宜(南龍公)がこの滝を誉めて次の漢詩を詠んだ。『重畳千山万水囲 有余秋色有光輝 一条瀑布落厳畔 乱沫随風作雪飛』 (幾重なす山をめぐりて川豊か 物は皆装いこらす秋の色 滝つせの一すじかかる岩の辺の 風ふけばしぶきさながら雪の舞)
この詩から「飛雪の滝」と呼ばれるようになった。この滝の上流には「二の滝」と呼ばれる滝もあり、飛雪の滝から二の滝までが浅里神社の神域とされ、自然崇拝の原始宗教時代の御神体であったと思われる。今でも神社内には飛滝(ひりゅう)神社として祀られている。昔は午後六時以降は滝へ行くことは禁じられていた。
※出典:「文化財を訪ねて」平成二年三月二十五日発行 紀宝町役場刊 高さ約三十メートル幅約十二メートルのすばらしい眺めを持つ滝。 また、周辺は広場や、トイレ、シャワー、共同の炊事場などの施設・設備も備えた『飛雪の滝キャンプ場』などキャンプ場なども整備されている。夏場などは、滝壷で水遊びをするのもよい。
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