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2006/01/08
猪ノ鼻水平道
(
紀北町 ) |
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海山?尾鷲に抜けるルートの一つである猪ノ鼻水平道を歩きました。 馬越峠に対してこの道は荷物運搬のため大八車が通れるコースとして明治時代に整備されたそうです。水平道というだけあってとても平坦で道幅がひろいので、のんびりおさんぽ気分で歩くことができます。 今回私たちは海山側の林道を車でむかい、半島の突端、猪ノ鼻岬からスタートしました。(車高の高い車でないと腹をこする箇所があり要注意です) 目の前にみえるのは割亀島です。名前の通り、大きな亀が海に浮かんでるよう。(↑タイトル画像)
(←)目線を右に移すと佐波留島(サバル島)と桃頭島(トガ島)が見えます。 島の名称はどちらも古代語らしく、サバルは『サパ・ルム』前の島、トガ島は泉の岸がある島という意味だそう。(紀北民俗研究会刊『奥熊野の民俗NO.10 』北村進氏記載より)古代縄文人が名付け、長い年月ですこし訛り、漢字があてられ今の島の名になったというのは、この地方の歴史の古さを物語っているようでとても興味深いです。
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道のすぐ下には紺碧の海。1月というのにあたたかな日差し。自然林が続く水平道は森林浴効果もきっとあり...気分爽快! ただ、ところどころにイノシシが掘った跡が残っています。さすが猪ノ鼻岬という名前の通りだと妙に関心してしまう。自然林の中にはイノシシの好物の実も多くあるのかもしれません。 今回私たちは知人にカシの木でつくってもらった頑丈な杖をもっていたので、遭遇したときにはこれでひと突き!と息巻いたりもしていました。(アブナイ・・)
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礫岩壁と書かれた壁面と石積みで整備された道。見事な石積みが残されています。
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谷筋にはこのような手作り木橋が各所にありました。中にはこのように欄干付の橋もあり安心して渡ることができました。地元の方々のあたたかい心遣いが感じられました。
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このような炭焼跡を三カ所見ることができました。「大渡鹿炭焼き跡」「中の炭焼跡」「西の炭焼跡」。ウバメガシの木も豊富にあり、道も整備されていたので炭焼きには向いていたのでしょうね。
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水平道の終点にある尾鷲天満地区は甘夏ミカン畑がいっぱい。ミカン農家さんではすでに収穫の作業が始まっていました。だんだん畑での作業はとても重労働。収穫したみかんを運ぶこんな機械もありましたが、ちょうど通りかかったのはお昼時でうごいている様子が見られなくて残念でした。一緒にあるいた友人は「乗りたい乗りたい!」を連呼していました。海を眺めつつミカン畑を行く、自然の中にあるジェットコースター!想像しただけでわくわくします♪
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今回のゴール、天満浦に到着です。 停泊している船はお正月飾りをつけ、季節感をここでも感じることができました。 猪ノ鼻岬から天満浦までの時間はのんびり歩いて約2時間半。とてもおすすめのコースです。
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場所 |
紀北町海山区?尾鷲市天満浦 |
交通 |
今回は林道を自家用車で走行 |
その他 |
林道は車高のある車でないと底をこする箇所あり |
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