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2005/12/26
ツヅラト・荷坂峠から旧街道へ
(
紀北町 ) |
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12月26日(月)、午前中にツヅラト峠、午後から荷坂峠を歩くというハードな古道歩きに参加した。実は1つの峠でもバテバテになる私と某氏は、元のスケジュールで峠間も徒歩計画になっていたところを、車を使って移動する提案(直訴?)をしてショートカット企画が認められ、ホッ。ただし、写真を撮ろうとすると撮りたい物を狙い、カメラの設定をして・・・などしているうちに皆から遅れてしまう。追いつこうとペースを上げて・・・としていると、あっという間にバテてしまう。今回は写真をあきらめ、ひたすら語り部さんの近くで話を聞きながらついていくことに専念すると心に決めて参加した。(だから峠の写真はないのです。ごめんなさい。他のレポートを参照してください。)
(写真は防空壕跡)(後述参照)
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梅ケ谷の公園まで車で移動。八柱神社の説明を受けた後、車で花山法王遥拝所跡に移動して、ここから歩き始めた。登り口までの林道が長いが、川や冬の田園を眺めながら、動植物の話などして和やかに歩いた。登り口からは道幅も狭くなり登りばかりとなる。距離・時間はたいしたことはないのだが(30分)、けっこう急坂だ。特に展望台手前の林道が見えるところからが急になる。いつの間にか無口になり、すぐに息が上がって汗がにじんでくる。「もうすぐ、(林道が)見えてきた」の声に押されて脱落?することなく歩くことができた。林道で息を整え、一気に展望台へ。旅人たちのように伊勢から歩いてきたわけでもないのに、展望台から紀伊長島の町や海を眺めると、長い道のりを歩いてきてやっと紀州の地に辿りついたような気がする。
(写真は縄文式土器片が出土した元茶園)(後述参照)
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下りは「ツヅラト峠」の名の由来となった「九十九折れ」の坂。足元に注意して慎重に降りる。野面乱層積の石垣や石畳を見て、花広場で昼食となった。昼食は吉野寿司(紀伊長島)の「ちらし寿司」。お寿司をお弁当に持っていけるのは、冬の古道歩きならでは。新鮮な魚介類をふんだんに使った豪華なのに600円とリーズナブルでご機嫌なお昼ご飯。朝はイクラがキラキラ光ってきれいなお寿司だった。だった・・・。峠を歩くうちにネタが移動して、てこね寿司のような姿になっていた。みんなで笑いながら美味しくいただきました。
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午後からの荷坂峠は物資輸送に使われていたこともあり道幅も広く勾配もゆるやかのはず。春に歩いたときも歩きやすかった記憶がある。これは楽勝!と思いきや、枯れ葉で足元が見えなくなっているので、着地したら窪みだったり小石の上だったりして滑りやすく注意が必要だった。また、たくさん道が合流したり分岐したりしていて、ぼーっと歩いていると間違えそうだった。前回も今回も案内してくれる人がいて良かった。
(写真は旧街道沿いにある、曲がった梁が立派な民家。上に昔の農具が吊り下げてある。)(後述参照)
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荷坂峠を降りてきて道の駅マンボウに向かう旧街道は、枝垂桜で有名な墓地を過ぎると国道42号線から平行するように通っている。山側に家一軒分ほど入っただけだが、防空壕跡を見ることができたり、古い農家風の家や倉庫のような建物が残っていたりして、なんとも風情がある。
(写真は旧街道沿いにある、梅の木が立派な民家)
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縄文土器が出土した元茶園や、江戸時代に薬草園としていろいろな薬草栽培が試みられた跡地など、実は近所に住んでいても知らないことがいっぱいで、語り部さんと歩いて初めて知ることができた。また、歩いたことがある峠も季節や歩くメンバーが違うと風景が違って見え、以前は気がつかなかったことが話題になって新しい発見もある。マメに歩いて写真を撮りながら歩けるぐらいになりたいものだ。
(写真は薬草園跡)
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