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語り部さんと行く一味違った古道歩き
2005/12/20
酷寒の馬越峠(だいぶ大げさかな)
(
紀北町 ) |
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12月18日(日)朝方より寒波が南下し、温暖な地域の東紀州も所によって雪が積もる寒い日となりましたが、計画通り参加者7名と熊野古道語り部の「玉津 充さん」と一緒に午前9時スタート。 最初は、「種まき権兵衛の里」施設を見学、種まき権兵衛さんについて詳しく学び、海山町宝泉寺にある権兵衛さんの碑や鉄砲などを見ました。 また海山区便の山地域で石工さんが住んでいたという古民家も見学。この地域の方が馬越峠の石畳を造るのに大きく関わったことを知り、峠歩きに向かいました。
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熊野古道語り部の「玉津 充さん」 とにかく親切で詳しい説明が素晴らしかったです。 地元の人だから知っている生きた情報や、発掘されたばかりの国道42号から下にある石畳の残った道を案内してくれたりと、今まであるコース紹介では通ることの出来ないコースを楽しむ贅沢な古道歩きをエスコートしてくれました。
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馬越峠の魅力「石畳」 大きな石が使われているのが特長でもあります。 石畳の造りについて、古道周辺の整備された森林について、ビューポイントの紹介、植物についてなどなど、語り部 玉津さんのお話しで楽しく登りながら進んでいきました。
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夜泣き地蔵 石積みの祠には、古道歩きに来た人が積み上げた石がいっぱいになっていました。 明治までは旅人の安全を願うためのお地蔵様でしたが、地元の人々が子どもの夜泣き封じを祈って「夜泣き地蔵」と呼ぶようになったそうです。
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一里塚 回りの木々がきれいに間伐されているので、日が良く当たりシダが青々としています。 ここで玉津さんは、馬越峠のことを唄っている「尾鷲節」を披露してくれました。 内容が結構色っぽかったので、あらためて尾鷲節についてしみじみ考えました(何を・・)。
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馬越峠に着いたのが丁度お昼。 頂上まで登ってきたので体がポカポカ。ここでお昼になったのですが、峠の気温はなんと1度。 10分もすると体が冷えてきて、尾鷲市へと下り始めました。 頂上には茶屋の跡、それに尾鷲市が冬の日射しの中きれいに見えていました。 写真は、峠を下ったところにある「馬越公園」東屋から見た尾鷲市です。ここからほぼ正面に八鬼山がそびえています。玉津さんはここで尾鷲市の昔の姿を話してくれ、尾鷲節にでてくる地域のこと話しながら、唄ってくださいました。
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バスの時間に間に合うように完全な時間配分で尾鷲市へ下りてきました。 写真は尾鷲神社の大きな楠(くすのき)です。ここからバス停まで約5分ほど。県庁舎前から海山区の鷲毛までバスに乗り、その後国道42号から銚子川に向かって旧道(古道)を歩いて行きました。ここには旅籠だった家も残っていましたが、説明を受けながら歩かないと、なかなかわからないことばかり。 語り部の玉津さんのおかげで充実した古道歩きが出来ました。
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場所 |
紀北町・尾鷲市 |
交通 |
尾鷲市県庁舎前から海山区の鷲毛までバスを利用 |
駐車場 |
種まき権兵衛の里駐車場 |
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