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2005/07/21
熊野川カヌーツーリング
(
紀宝町(旧紀宝町、旧鵜殿村) ) |
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7月21日(木)、気持ちよい晴天のもと「熊野エコ・グリーンツーリズム研究会」の「熊野川カヌー教室」に参加した。 このツアーは元国体選手などを含むカヌー経験豊富なメンバーが指導をしてくれるというもの。 初心者でも楽しめるように「熊野の大自然と一体となる体験を!」と題して企画されたもので、憧れの熊野川カヌーを安心して体験できることが魅力で申し込んだのだ。
まず紀宝町浅里の「飛雪の滝キャンプ場」駐車場に集合。 午前中は基礎練習。諸注意と道具の説明などを受け、ヘルメットやライフジャケットも身に着けて、カヌーやパドル(オール)を河原まで運ぶ。 これが大仕事だった。好奇心は旺盛でも体力のない私は、カヌーの重さに耐えられず、何度か途中で休憩した。 2人1組で運んでいるので、相手の方には迷惑をかけてしまった。 先に運び終えたメンバーが見かねて手伝ってくれた。ありがたい…。
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運び終えると簡単な体操だけして全員で川に入った。夏とはいえ川の水は冷たい。ジワジワ腰まで浸かると、スタッフが悪戯っぽい目をして近寄ってくる!「バシャッ!」水の掛け合いっこが始まった。一気に首まで水に浸かった。一旦浸かってしまえば怖いものはない。スタッフに促されてラッコのように浮いてみた。気持ちよくライフジャケットの浮力を体感できて安心だ。 沈(ちん=転覆)したときの対応も少し説明を受けた。河原に上がり、パドル扱いの練習。 続いてパドルだけを持って川に入り、水の抵抗を受けながらリアルな練習。今まで何度かカヌーの講習を受けてパドル扱いの練習もしたが、陸上だけでは今イチだしカヌーに乗ってしまうと揺れるし実際に進んでしまうので焦ってしまう。水中でパドルだけ練習はパドルに集中できてわかりやすかった。 艇(カヌー)への乗り込み方なども説明を受け、いよいよ漕ぎ出した。しかし、思ったようには進めない。大きくカーブしてしまい反対方向に修正する。うまく修正できることはあまりなく、クルクル回転して修正ばかりしている常態。スタッフが個別に様子を見てアドバイスをしてくれるので、参加者はそれぞれに自分の課題を見つけて黙々と練習した。
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昼食前に改めて「沈・脱(転覆したときの対処)」の説明を受け、全員が練習。 実は今まで私は一度も沈したことがない。上手なわけではなく、乗り降りなど危険な箇所ではスタッフが手を貸してくれるような体制の下でしか乗っていなかった。それでも身近に沈した人はいたし、もし自分だったら、ちゃんと対応できるのか?今回の私の最大の課題は「沈・脱」だった。スタッフが見守る中、みんなが順番に沈していく。ドキドキ…私は一番後だ。 順番が来た!スタッフの下に漕ぎ進む。「はい、じゃあ沈して」と言われるが、中途半端に揺れるとやっぱり怖い。「大丈夫!」と何度か声をかけてもらい、「えいやっ!」と思いっきり水の中を覗き込むように体重を移動する。ブクブク…。できた。教えてもらったように、前の人たちがしていたように「パドルが一番」「次に艇につかまって」。スタッフの声かけに助けられながら、なんとか一番の課題をクリアして昼食。
昼食は飛雪の滝キャンプ場の東屋でお弁当。パン、コンビニおにぎり、手製のデカおにぎりなど、いろいろ。自己紹介などをしながら栄養とコミュニケーションと休憩をとって午後のメニューへ。
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午後からは北檜杖までツーリングだ。 出発地点から最初の瀬(川の流れが急で水面が波立っている所)が見えている。ここで沈すると怪我をすることも多く注意が必要だ。瀬での対処方法の説明を受け、いざ出発。必死に漕いで瀬もなんとかクリアした。瀬のひと山を越えると気持ちに少し余裕が出てきた。 途中、流れの穏やかなところでは、漕ぐスピードを落として周囲の景色を楽しんだり、漕ぐのを止めて川の流れにまかせてみたり・・・。木や鳥を指差して会話を楽しむ余裕もでき、熊野川の大自然を満喫できた。 ゴール地点が近づくと、このままツアーが終わってしまうのがもったいなくて「まだ降りたくなーい」という気持ちだったが、片付けて家まで帰る体力も温存させておかなくてはいけない。残念だが上陸した。 参加者のほとんどがカヌー初体験だったが、怪我もなく全員無事にゴールした。 ダムの放流の関係で、もっと水がきれいな曜日や時間帯があることや、北山川のツアーも考えているとの話を聞き、また別の企画にも参加しようとワクワクしながら帰った。
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「熊野川カヌー教室」、「北山川カヌー教室」についてのお問い合わせは、紀南ツアーデザインセンターまで。
(写真提供:紀南ツアーデザインセンター)
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