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その昔熊野市と尾鷲を結ぶ道でした。
2005/04/18
旧道矢ノ川峠を行く!
(
尾鷲市 ) |
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あるバイク仲間の掲示板への書き込みが気になって、何度か行こうとして行っていなかった「矢ノ川峠(旧道)」をバイクで登ってみました。 熊野市側からは道が随分前から欠落しているため、尾鷲市側から登ることに。 もっとも季節の良いこの時期に、相棒のバイクでワクワクしながら登り始めました。 写真は矢ノ川峠入口です。現在は峠を貫く国道42号、尾鷲側の「千侭橋」のところにあります。 標識は「約3200m高峰山登り口」、その下には「この峠道が忘れ去られることのないように子孫にまで残そうと」といった張り紙がありました。
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入口からほとんどがダートです。 わずかに舗装されたり、セメントで補修されたところもありますが、ほんとうにわずかです。 道は道路下の岩場がむき出しになったところもあり、雨の後などは滑りやすく要注意です。 入ってすぐの辺りが特に状態が悪く、ハンドルを取られやすい悪路です。また不法投棄がいたるところにあり、入ってすぐはがっかりする景観が続きます。(とても残念) 道路にはガードレールはなく落ちるとシャレになりません。ところどころセメント柱状のガードレール(ところにより金網が張ったものもりました)があり、昔はこんなふうだったのかな?と創造できます。
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峠道の頂上までは約9km半ほどですが、その間に素堀のトンネルが3つありました。 どれもとても短いトンネルですが、洞窟のようでちょっと気味が悪くもないですが、当時の状況をうかがい知ることができます。 ここをバスが通っていたとは・・・・と今は特に思います。
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矢ノ川隧道トンネルが最後のトンネルです。 ここを抜けると左右に道が分かれます。 このトンネルは、素堀のトンネルと違い、入り口付近はレンガ状に縁取られていて、少しモダンな感じがします。 中もコンクリートで固められ、普通のトンネルです。
ここまで来ると残り半分です。
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矢ノ川隧道トンネルを抜けてすぐの分岐点表示。 左が矢ノ川峠へ、右は三木里へといく道のようです。 こちらはまた後日行くとして、矢ノ川峠に向かって進みます。 ここから4kmほど先が峠です。
矢ノ川峠の道は、明治12年に車道として完成され、大正11年からは乗合自動車が運行されたそうです。矢ノ川峠道は国道170号から42号となり、昭和10年代になって尾鷲側の勾配緩和を中心に大改修され自動車が通れるようになり、昭和43年に新道のトンネルが開通するまで使われたようです。
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写真は峠へと上がる途中から見えた風景。 もう少し空気が澄んでいれば、美しい海が一望出来たのでしょうが、この日は暖かく春特有の薄く煙った感じでした。 それでもとてもきれいな風景を望めます。
私の母親や父親(昭和一桁代)に聞いた話では、急勾配な所にバスがくると乗客がバスを降りてみんなで押したそうです。
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オフロード車で約30分(途中撮影しながら)で、矢ノ川峠に到着。 ここには、昔の茶屋跡や高峰山への登り口、富士山撮影の碑(自分で立てたような簡単なもの)がありました。 ここから尾鷲方面の美しい山々が見られます。 しばし休憩ののち、もと来た道をゆっくりと降りました。 ここへ行くにはバイクも車もオフロード車に限ります。 また対向車がないとも言えないのでゆっくりと登ることをお薦めします。 後猟期にはご注意ください。頂上には散弾銃の空薬莢がいくつかありました。(おそろしい)
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交通 |
オフロード車以外は止めた方が良い |
注意 |
高峰山へ歩く方もいるので、歩行者にも注意が必要。 |
注意2 |
岩場でタイヤを切られる心配も、装備は必要です。 |
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