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南方熊楠が守った大楠
2004/08/07
引作の大楠
(
御浜町 ) |
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NHKの「その時歴史は動いた」世界遺産 熊野の森を守れ?南方熊楠・日本初の自然保護運動? (7月21日放送)で紹介された「引作の大楠」は、御浜町の山側を走る県道141号からほんの少し入ったところにあります。 この県道141号は通称「オレンジロード」と言い、名前の通りミカン畑の中を多く通る道で、海沿いを走る国道42号と同じく熊野市有馬町あたりから和歌山県新宮市へと抜けることができるもう一つの和歌山県へ向かうルートです。 個人的に最近混み合う国道42号より適度なワインディングを楽しめるこの道を走ることが多い。 県道141号の御浜町引作地区を目指して走れば大楠への看板がある。写真は141号から見た大楠です。
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新宮方面から熊野市方面に向かって走ってくると大楠への入り口はこんな風になっています。 左手に無人市が並び、季節の野菜やみかんが並びます。 カーブの途中ですし看板も小さいので見落とすかもしれませんね。
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これが近くまで行って見上げた大楠です。 大きくてカメラに納めるのは無理かな?小さく写っているオートバイと比較すればその大きさがわかると思います。 風が吹くと大楠の木の葉がざわめきます。遠い昔木と人は仲良しだったと映画トトロの中で言われていたと思います。 この木の周りで子供たちが遊び、農作業の途中この大楠の木陰で休んだりしたんだろうな?と思ったりして見上げました。
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根本付近です。しめ縄が周りを囲っています。 この写真で見る右下には小さな小川?があります。 もう少し右手を流れている小川から引き込んでいると思われます。
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大楠の左手は神社になっています。赤い鳥居の下には狛犬が両脇に鎮座しています。 日中でも大楠の枝や葉に覆われ、薄暗く感じます。
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神社側にある大楠根本の穴です。映画アニメの「トトロ」に出てきた木とよく似ています。 この穴に落ちればトトロに会えるようなそんな気になってしまいます。
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大楠の表面です。表面は以外にもろい感じにできていますが、そのどっしりとした存在感に圧倒されているのか愛おしく感じて来ます。 この大楠は明治44年に、この付近に林立する7本の杉の巨木と共に切り倒される運命にありましたが、これを知った南方熊楠先生と 柳田国男先生が協力して、時の行政から救ってくれました。 樹齢は推定1500年、幹まわり約15.7m、樹高は31.4mあり三重県随一の巨木です。また県の指定天然記念物に指定され、新日本名木百選にもなっています。
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場所 |
三重県南牟婁郡御浜町引作 |
交通 |
JR阿田和駅から約4km。バス10分、徒歩20分の道のりです。 |
駐車場 |
2?3台分あり |
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