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天然記念物
2004/03/20
豊浦神社の巨木
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紀北町(旧紀伊長島町、旧海山町) ) |
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紀伊長島町三浦の信号手前の道を左折し、くねくねと曲がりくねった道をほとんど道なりに1キロほど進んでいくと、豊浦神社に突き当たる。豊浦神社は、今から千数百年前、日本武尊の御子14代仲哀天皇により創建された由緒ある神社。仲哀帝が行宮をおかれた周防国豊浦にちなんで豊浦神社と命名されたと言われています。 境内はうっそうと茂った暖地性の樹木に囲まれていて、いかにも古い歴史を秘めた神社であることがうかがえます。 その中でも、とりわけ三重県の天然記念物として指定されている、クスノキとバクチノキが壮大で、ひきつけられる威容をかもし出している。
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本殿に上がる階段の途中の左脇にまるで見下ろすようにそびえ立っているが、三重県指定の天然記念物として知られているクスノキです。 クスノキの幹の周囲が10.5m、樹高が40m、「樹齢約1500年」と掲示されているが、有識者によると、せいぜい樹齢700年くらいだろうという意見もある。どちらにしても圧倒されんばかりの堂々とした威容だ。 本殿に上がらんとされる参詣者を温かく包み込んで迎えてくれるようなそんな感じを受ける。
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豊浦神社の本殿に上がると、本殿の右側に赤い色をした、こぶだらけの巨木を見つけることができます。これまた、県指定天然記念物に指定されている「バクチノキ」です。 ばら科の巨木が、バクチノキとはただならぬ命名であるが、樹皮がぱらぱら剥げ取れ赤茶色になる状態が、博打打ちが博打に負けてすってんてんになり、着物まではがれて赤裸にされた格好によく似ていることから命名されたといいます。 名前が名前だけに、いつの間にかバクチ運がつくと言われており、その木の皮を持ち帰る人もあるといいます。 この巨木に囲まれた豊浦神社は、いまでも1月には近くの高塚公園展望台で初日の出を拝した後に初詣に訪れたり、2月の地元の人々による厄落としや、5月には豊浦神社まつりが行われたりと、地元民にこよなく愛されている。 豊浦神社を通り抜けて、最近舗装し始めた道へ入り上っていくと海岸の景色をみながら歩ける、絶好の散歩コースが続いている。健康づくりに熱心な町民が朝早くから歩く姿が見うけられます。
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場所 |
紀伊長島町三浦 |
交通 |
三野瀬駅下車南へ向かい徒歩15分 |
駐車場 |
有り |
トイレ |
有り |
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