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2003/11/20
七里御浜ビーチコーミング?御浜町サンバーンビーチ編?
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御浜町 ) |
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七里御浜の名前どおり、長く続く海岸線の中心はその名も御浜町。ビーチコーミングは同じ海岸線でも近くの河川の状況、海流の状況によって全く漂着物が異なる。大波の轟音を聞きながら、最寄の駐車場になる道の駅「パーク七里御浜」に車を停めた。この道の駅は、巨大なショッピングモール、観光センター、紀南地域活性化センターから形成されていて、観光の拠点としてもはずせない。僕もまずはここを見学して、周囲の情報収集から。といいつつ、阪神の藪選手(御浜町出身)の紹介コーナーにたたずんだり・・・。
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七里御浜はなんと言っても「日本の自然百選」にも選ばれた名勝。道の駅からは歩道橋を渡って海岸に向かう。この日は雨が降っていたが、歩道橋の上では釣具をかついだ人とすれ違った。さすがに釣果はいまいちだったようだが、風のない日は投げ釣りとしてはそこそこ大物が釣れるそうだ。数メートルの松林を抜けると、そこは海岸。ちょっと心無いレジャー客のゴミが気になるが、砂地から玉砂利に変わるぐらいからはゆっくりビーチコーミングが楽しめる。
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幅100mほどの玉砂利浜。最初に目に飛び込んできたのは巨大な流木。6メートルはあります。堅い木の為、まだほとんど腐っていなくて、僕としてはチェーンソーで分割して持って帰りたい衝動に!ここはがまん。目の前の太平洋はこの日は波が荒く、波そばには近づけません。ただ眺めているだけですが荘厳な雰囲気でさえありますね。天気が悪いので海の色は灰色がかってますが、波頭が倒れた時に見えるブルーとホワイトはやはり美しい。見ていて飽きません。熊野市方面の海岸線はガスがかってますが、それはそれで冬の海らしくいい雰囲気です。松林はここも松枯れが進んでいて、対策が急務ですね。まるで紅葉しているようです。
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歩いていると、貝殻や海藻など海のものもおおいのですが、目立つのは木の実。数分探しただけで、ツバキ、ウバメガシ、マツ、スギ、カキ(柿)などが見つかりました。どんぐりは各種あります。また、面白いところでは「ヒシ」の実を発見しました。池などに生えている水生植物で、僕も小さい頃は近所のため池で採ってきておばあちゃんに茹でてもらって、この実をよく食べました。栗の味の薄い感じで素朴な味を思い出します。東紀州のどこかの池で生えたものが、川に流れて、一度海に出て、この御浜に流れ着いたんでしょうね。
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あと面白い物ではハリセンボンかなと思われる殻が落ちていました。死滅回遊魚のハリセンボンは、ビーチコーミングでもけっこう話題になっている魚です。針は本当は500本ぐらいらしいですね。あと、なんともかわいいカエルのイラストのキーワッペンや、カマキリの卵なども。なかなかバラエティで楽しめます。残念なのは太平洋では少ないと思っていた医療廃棄物が散見されたこと。注射器や薬の容器、イチヂク浣腸。家庭ゴミでは出ないようなこうした医療廃棄物はどこからやってくるのでしょうか?海岸を歩いているといろんなことを考えます。自然というのは山があって、海があってそれを川が繋いでいるんだなぁとか。同じように、僕らの生活も海へと続いているのです。
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場所 |
三重県南牟婁郡御浜町 |
交通 |
JR紀勢本線阿田和駅(徒歩3分) |
駐車場 |
道の駅「パーク七里御浜」に80台 |
トイレ |
道の駅「パーク七里御浜」利用 |
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