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2003/11/20
七里御浜ビーチコーミング?紀宝町井田海岸編?
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紀宝町(旧紀宝町、旧鵜殿村) ) |
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紀宝町の井田海岸といえばウミガメの産卵地として有名です。ウミガメのお母さんが目指してくる海岸には何か面白い物が流れ着いているんじゃないかな?ということで、最寄の駐車場としても便利な、道の駅「紀宝町ウミガメ公園」に向かいました。国道42号沿いの道の駅は、北から来ても南から来ても案内看板が分かり易いので通り過ぎることはまずないでしょう。ログハウス風の建物と、ウミガメの石像が目印です。
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道の駅に車を置いたらまずは、道の駅のウミガメの資料館を見学。ビデオコーナーやパネル展示もあって勉強になりますね。頭に知識を蓄えたら、実際にウミガメを観察!今年産まれたばかりの小さいウミガメから、立派な大人まで年代ごとに飼育されています。一番大きな飼育水槽は側面からも覗けるので、よりウミガメの生態が観察できますよ。その他、道の駅としてトイレ、自動販売機、休憩所、公衆電話などの設備もありますので助かります。
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点滅信号を渡って海側へ。数メートルの幅の松林を抜けるとそこが七里御浜の南部にあたる井田海岸です。井田舞子のバス停付近から入っていきます。海岸系の土木作業を行なっている業者の資材置き場が目に入りますが、海に向かって進みましょう。大きな波の音が轟いてきます。松林の先は砂地になっていて、その先は七里御浜らしく玉砂利になります。波打ち際までは、100メートル程度でしょうか。まず目に入るのが流木。それもかなりの数です。2メートルほどの等間隔で海に向かって直角に並んでいるので人が並べたのでしょうか?が、それにしても100本以上あります。謎ですね。流木はどこから来たのかな?熊野川を流れてここまで来たんでしょうか?それとも、遠い海を越えて、長旅をしてたどり着いたんでしょうか?そんなことを想像するだけでもワクワクします。
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ゴミはさほど多くありません。多くは波を漂ってきたもののようですが、数は少ないです。シーズンオフということもあるかもしれませんが、陸からの持ち込みゴミは少ないです。それでも、タイガース模様のコーヒー缶が落ちていました。海経由かな?陸からかな?ぱっと眺めると単調に見える玉砂利も、よく観察すると面白いですね。まるで恐竜の卵のように大きなサイズの石や、誰かが集めたんだと思いますが、「え!?ひょっとしてウミガメの卵!!」と驚いてしまう白い石の集団など。
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玉砂利の部分も歩きにくさはありません。松林に目を転じると松枯れ対策で、若い苗木を植えていました。防風林としての役目もあるわけで、コンクリートなどに頼るよりは、松林にがんばってもらいたいです。20分ぐらいしゃがんだり、遠くを眺めたりしていましたが振り返ると松林を抜けたあたりから1kmほど歩いてきていました。ちょっとここでコーヒーなど沸かして休憩です。波の音を聞きながら遠く水平線をゆっくり眺めるのもいいですね。風がない日差しの優しい時は読書なんかもいいかも。ただ、波打ち際は気をつけましょう。思いもかけず大きな波が来てさらわれる可能性があります。特に小さなお子さんには注意が必要です。
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面白い形のキノコを発見しました。これは「ツチグリ」といって、林の中の開けた場所に生える食べられないキノコです。星型に開く外皮が特徴的ですね。こういうのを発見するのがビーチコーミングの醍醐味。あと、豆っぽい黄色い粒の集団。これもなんなんでしょう??動物が吐いたのかな?ほんの数十分散策するだけでいろんなモノを発見して、いろんな空想を描くことができますね。
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5月から8月にかけてはウミガメの産卵時期になります。ビーチコーミングもウミガメの邪魔にならないように細心の注意が必要です。ゴミを出さないことはもちろん、落ちているゴミはそのままにせず、ぜひ掃除しましょう。ルールを守って楽しいビーチコーミングを。ウミガメの痕跡であるキャタピラ状の上陸痕を観察するのも井田海岸ならではですね。また、万が一、弱っている、死んでいるウミガメを見つけた場合は、日本ウミガメ協議会へ。電話は、072-864-0335です。
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場所 |
三重県南牟婁郡紀宝町 |
交通 |
JR紀勢本線紀伊井田駅(徒歩10分) |
駐車場 |
道の駅「紀宝町ウミガメ公園」に25台 |
トイレ |
道の駅「紀宝町ウミガメ公園」利用 |
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