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2003/11/01
便石山
(
紀北町(旧紀伊長島町、旧海山町) ) |
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前日泊まったキャンプ場、キャンプinn海山のスタッフから「山頂からは東紀州が一望、雄大な眺めはそれはそれは素晴らしい」と言う話を聞き、登りは苦手だけど高い所が大好きな僕は、写真で見た景色をどうしても眺めたく、急遽一人で便石山を目指す事にした。
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天気は曇りのち晴れとのまずまずの予報だ。他の場所へ取材に出かける皆と別れ、ザックに飲み水に行動食など必要な装備をパッキングし、キャンプinn海山の入り口から少し上った便石山遊歩道入り口から張り切ってスタート。地図には片道1時間40分コースと有るので、昼には下りてこれるだろうと予想。ちなみに便石山頂上は598.9mである。
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歩き初めて直ぐに小さな滝が現れるので、是非立ちどまって辺りを見回して欲しい。沢山の野鳥にサワガニ、今回一番の珍客が「アズマヒキガエル」。世間で言う所の「ガマガエル」はかなり楽しかった。体はカエルのイメージからはかけ離れた大きさで、たくさんのイボに覆われていて、動きがおそろしく鈍い。見た目は決して可愛いとは言える生き物ではないのだけれど、「クウッ、クウッ」と泣きながら僕から逃げる姿は感動モノですよ。夏の盛りであれば、もっと沢山の生き物と出会えるのではと予想。
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この辺り一帯の山道は全て、まず熊野古道とは無関係では無いからであろう、綺麗に整備された道はとても歩き易い。便石山への山道も最初の40分程は延々と続く「熊野古道」と言うイメージ通りの雰囲気のある石段が気分を盛り上げてくれる。 途中分かれ道も出て来るが、分岐点には必ず各方面までの時間を記した道標が出てくるので、まず道に迷う事は無いだろう。 二時間程で山頂に到着。
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やっぱり頂上は良いモノだ。しかーし、この山のクライマックスはこれからだ。頂上には「象の背」と書いた道標がすぐに見えた。この道標にしたがって、50mほど歩き、茂った木々の門をくぐり抜けるとそこには180度の大パノラマが。生唾を飲み込む素晴らしい景色。今日は雨上がりの天気だけれど、それはそれで雲が足元から湧き上がり、幻想的な景色が視界一杯に広がり、時の立つのも忘れる程。ここのからの見晴らしは、どんな天候でも絶対に損は無いだろう。
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言い忘れましたが、「象の背」と言うのは国道からも見える程大きな石の塊が山の一角から突き出てる場所で、それを目の前で見ると本当に大きさも形も象の背中そっくり。でも、象が居ない日本で誰が「象の背」などと言う名を付けたのだろうか?素朴な疑問。
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誰でもハイキング気分で登れるの山ですが、天気の良い日でも、苔むした登山道はとても滑り易く、注意が必要。しっかりとした足元で歩いて下さい。電波状況は悪いのですが、携帯電話は持っていれば、安心ですね。
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場所 |
便石山 |
交通 |
国道42号線を紀伊長島方面から尾鷲方面へ、その間にあるのが海山町。海山町に入ったらまずは国道沿いの道の駅「海山」を目指してください |
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