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2003/10/27
東紀州・七里御浜トレッキング(パーク七里御浜)
(
御浜町 ) |
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熊野市の「鬼が城」を見学した後、そのまま海岸を歩き御浜町の「パーク七里御浜」までの約10キロをビーチトレッキングと勝手に名付けいざ出発。 この海岸、七里御浜は名前の通り長さは七里、約25キロメートルもあり、熊野市から 三重県の最南端、鵜殿村まで延々と続く玉砂利の浜辺だ。日本の渚百選の一つでもあり熊野古道「浜街道」コースにもなっている。(とは後で知ったのだけれど)
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国の天然記念物の「獅子岩」をじっくり眺め、更に南へ歩いていると、網の手入れをしている漁師のおじさんに話を聞くことが出来た。聞けば昔は、もっと浜が大きかったと言う。それが年々荒波による侵食で海岸が減ってきたそうだ。 人間の昔なんか、自然の時間の流れから見れば、つい先日の話しでは無いか、もっと違う理由があるのではないの?お決まりの環境破壊とか、、、などと心の中で思ったけれど、なるほど、この話が納得できるぐらい海岸に押し寄せてくる今日の波は大きい。
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大きい波だと3メートル以上はあっただろう。ドカンと凄い音と共に浜へ突進して来る。その度に飛沫が上がり、隣を走る国道まで風に乗って飛んでいる。ふと見上げれば、太陽の光に反射して何度も何度もしぶきの中に虹が出来ては消えを繰り返している。何度も立ち止まり、夢中で見入ってしまい一向に距離が進まない。 ゴミも無く綺麗な玉砂利なので、時折裸足で歩いたりもした。しかし私の体は悪いとこだらけなのだろうか?自然の足つぼマッサージの痛みには耐えることが出来ず、それでも裸足は気持ちが良いので、50メートルほど歩いては靴を履きの繰り返しだ。
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途中、釣りを楽しむ人が居たので話しを聞いて見ると、黒潮が近くを通るこの海は、浜からでも結構な大物が釣れるとの事。今度来る時は釣り道具を持参せねばなるまい。
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何時もそうなのだが、トレッキング中に考える事と言えば、昼食の事とか、次は何処へ遊びに行こうかとか、ビールを飲みたいとか、酷いときには明日からの仕事の事が頭をよぎったり、そんなろくでもない事ばかりを考えながら歩いているものだ。山だと特に景色の良い場所ばかりを歩ける訳では無いので特にそう言う傾向が強い。 ところが、このコースはどうだ。ずっとずっと続く先が見えない浜を眺めながら歩いていると、何も考えていない「無」になって歩いている自分に気が付いた。不思議な感覚。 鬼が城から約3時間で「パーク七里御浜」へ到着。本日のトレッキングはここまで。
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ドライブの途中にでも「パーク七里御浜」に車を止めて、歩かないにしても、この景色は是非じっくりと眺めて欲しい。 他所で遊んでいたメンバーと合流したとたん、先ほどまでの無は何処かへ消えて、たまらなくお腹が空いてきた。ここの2階にあるレストランで、歩いてきた浜辺を眺めながらの昼食。マグロ丼が美味。 パーク七里御浜は土産物や軽食なども沢山あり、パーキングも広いのでお勧めの道の駅だ。特産品のみかんをその場で生絞りしてくれるみかんジュースはお勧め。 一つ注意だが、七里御浜はレポートしたとおり非常に波が荒くなったり、近場で急に水深が深くなっているので、注意したい。
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場所 |
道の駅「パーク七里御浜」 |
交通 |
車:国道42号線を新宮方面へ、鬼が城トンネルをこえて約12分、山側に見えてくる。電車:JR紀勢本線、阿田和駅から徒歩約2分。 |
駐車場 |
普通66台 大型14台 |
入場 |
無料 |
営業時間 |
特産品売店所9:30?17:30 |
休館日 |
年中無休 |
所在地 |
三重県南牟婁郡御浜町阿田和4926-5 |
電話 |
05979-2-3589(代表) |
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