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2003/10/29
紀宝町ウミガメ公園
(
御浜町 ) |
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「紀宝町ウミガメ公園」は国道42号線沿いにあり、ドライブの途中に気軽に立ち寄る事の出来る、道の駅です。 入り口には、石を削った大きなウミガメが、出迎えてくれます。何の変哲も無い普通の道の駅かと思いきや、さにあらず。建物の並びに「飼育プール」があり、たくさんのアカウミガメが優雅に泳いでいます。飼育プールは、水深約2mもあり、プールの中の様子も階段を下りた地下?にてガラス越しに眺めることが出来ます。
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飼育プールの周りには、今年や去年に生まれた子ガメや、この辺りに生息している生き物も水槽にて飼育されており、まさに「小さな水族館」です。聞けば、この施設から国道を挟んだ井田海岸の砂浜には、毎年「アカウミガメ」が産卵にやってくると言うので、この充実した設備も頷けます。誰でも気軽に立ち寄れる場所で、海亀の事を学んでもらい、海亀が暮らせる自然を守って行こう、きっとそういう試みだと思います。生き物好きの私にとっては、感激のスポット。
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それではここで、プチカメ知識。アカウミガメは体長90センチ前後、体重は大きいもので180キロにもなるようです。性格は私よりもデリケート?らしく、人の声やカメラのフラッシュなどに敏感に反応してしまいます。ここ紀宝町の井田海岸の砂浜に卵を産みに来るのは大体5月下旬から8月にかけてです。一回の産卵で約120?150もの卵を生みます。(有名な涙を流しながらの産卵シーンですね。)それを何回かに分け、約2400ほどの卵を地中に産むそうです。 卵の孵化には60日前後かかり、ふ化して地中から地上に出てくるのに3日?7日もかかるそうです。
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紀宝町で生まれた子ガメは黒潮にのってカリフォルニア沖へ行き、再びこの場所に卵を産みに帰って来るのですが、それまでの時間がなんと!10?20年後。しかも大人に成長出来るカメは5,000匹に1匹の確率と、人間様では考えられないほどに、過酷な人生です。こんなカメの苦労話を聞いてみたいものですね。私は多分カメに説教されるでしょう・・・。
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最後にこの「アカウミガメ」が浦島太郎を龍宮城へ連れて行ったカメです。私たちも大切な海を綺麗にしていけば、いつか連れて行ってくれる事と信じましょう。 カメ知識もこれぐらいにして、公園内ではその他にウミガメの「資料展示館」や「アンテナショップ」等もあり、大人も子供も楽しめるところになっています。 アクセスも簡単。お勧めの寄り道スポットです。
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場所 |
〒519-5713 三重県 南牟婁郡紀宝町成川656 |
交通 |
車でお越しの方:国道42号線を和歌山方面へ、紀宝町の井田海岸沿い山側にあります。/電車でお越しの方:名古屋または大阪からJR紀勢本線紀伊井田駅 |
駐車場 |
あり |
開園時間 |
9時?16時 |
休園日 |
毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日) |
入園料 |
無料 |
電話 |
0735-32-3686 |
FAX |
0735-32-3998 |
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