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飛鳥神社は、五郷寺谷の飛鳥神社から勧請されたのが始まりとされていますが、当社付近から弥生式土器などが出土しており、この境内は古代からの祭祀跡であったと思われます。祭神は、速玉男命、倉稲魂命、弁財天神、大山津見神、牛頭天王神です。この飛鳥神社は、昭和33年に建て替えられました。例祭は11月3日に行われ、太鼓、獅子舞、餅まきなどでにぎわいます。浦安の舞を、毎年交代に、飛鳥小学校、小阪小学校、日進小学校の児童が踊り、神楽の舞を小阪地区が、神太鼓の舞を小又地区が踊ります。
飛鳥神社の中にある、石丸形手水鉢は、文久2年(1862年)5月に伊勢山田村の松本勝左ヱ門によって寄付されました。その高さは3尺8寸、直径は1尺1寸です。
社殿の中には鎌倉時代に作られた、大威徳明王像(直径15cm)、南北朝時代に作られた千手観音像(直径15cm)、11面観音像(直径30cm)の懸佛が祀られています。
社殿の周囲には、スギ、ヒノキ、アスナロなどの常緑針葉樹、ツクバネガシ、ウラジロガシ、タブノキなどの常緑広葉樹、ヤマザクラ、ケヤキ、アカシデ、カエデなどの落葉樹が見られます。特に、社殿裏にある四本杉は、祓戸四柱の神木とされ、その太さは8m以上あり、社殿横のアスナロと並んで、熊野市、南牟婁郡を通じて随一です。この四本杉を見るために、多くの方が訪れています。熊野市指定文化財に指定されています。約千年経った四本杉の堂々と立つ姿を見上げると、怖いほどの迫力があります。
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場所 |
熊野市飛鳥町小阪 |
交通 |
JR熊野市駅から車で20分 |
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