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熊野の代表的な祭りである古い歴史を持つどぶろく祭で有名な神社です。 育生町の尾川・長井・粉所地区の氏神で、鎌倉時代初期の建保元年(1213年)、地元の南 太夫が奈良・春日神社に詣でた際に神鏡を持ち帰って祀ったのが始まりと伝えられています。祭神は天児屋命(アメノコヤネノミコト)。 承応元年(1653年)7月洪水によって社殿が流失したため、明暦3年(1657年)9月に旧社地より尾川川下流沿岸の地、現在地に新たに社殿を造営したと伝えられています。 明治40年11月15日に官許を得て、11月26日に大字大井村鎮座の高瀬神社(祭神、應神天皇)、並びに大字赤倉村鎮座の丹倉神社(祭神 不詳)二社を合祀、次いで12月12日に当社境内社の稲荷神社二社を合祀したとあります。
神社には、神明造りを始め15種類の建築様式があるが、大森神社の本殿は春日造りです。市内及び熊野地方で春日神社もあるが、大森神社のように古い様式を残した春日造りはありません。 御祭神は、天兒屋根命(アメノコヤネノミコト)、倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)、八幡大神、不詳一座とあります。
どぶろく祭りは、毎年11月に行われる町の大きな行事の一つです。米の豊作を祝う祭りで、約800年前から始まりました。神事や余興の他に、3地区から1名ずつ総代が出てどぶろくを作り、氏子や観光客に振る舞う熊野を代表する伝統的な祭りです。(平成26年には243リットルを醸造) 11月22日には「当屋」の清めの水浴びが厳かに行われ、翌23日の大森神社の例祭を迎えます。 祭り当日、9時半頃に「当屋」の出立ちで、棹にさした提灯を掲げ歩きます。10時頃から神事が始まり、その後、どぶろくが参詣者に振舞われます。
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場所 |
三重県熊野市育生町尾川644番 |
交通 |
JR熊野市駅から三交バス1時間熊野小川線「長井」下車 |
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