暖かな小春日和となった3月9日(日)13:30〜、紀宝町生涯学習センターまなびの郷で「くまの園芸福祉倶楽部 in まなびの郷2008」が開催されました。 この紀南地域で始まった園芸福祉活動も10年近くを迎え、これを機会に、いろいろな園芸福祉の実践活動の事例発表を行うとともに、園芸好きの人が集まり、この地域における園芸への取り組みがより活発になることを願って、今回、『園芸福祉と園芸療法の教育的効果を探る』をテーマに事例発表&パネルディスカッションが開催されました。 始めに開会式がおこなわれ、くまの園芸福祉倶楽部会長の芝崎裕也氏の挨拶、それから来賓を代表して三重議会議員 萩野虔一氏より挨拶がおこなわれ、祝電披露が紹介されました。 次に事例発表に移り3事例がおこなわれました。 ●「尾呂志学園と紀南ひかり園の教育的効用を探る」 尾呂志学園小・中学校教論 森倉睦成氏、 紀南ひかり園生活支援員 岩本陽介氏による発表 ●「尾呂リハビリ診療所と尾呂志学園との交流活動報告」 尾呂志学園小・中学校教論 栗須高洋氏、 尾呂志リハビリ診療所作業療法士 畠美奈氏による発表 ●「紀南ひかり園と御浜天地農場との就労支援活動報告」 紀南ひかり園生活支援員 岩本陽介氏と御浜天地農場長 山本章彦氏による発表 休憩を挟んで、パネルディスカッションがおこなわれました。 小笠原誓氏((株)名古屋園芸代表取締役・NHK趣味の園芸講師) 草間 祐輔氏(園芸研究家・NHK趣味の園芸講師) 近藤まなみ氏(園芸福祉研究科・フラワービレッジ倉渕専務理事) コーディネーター 南佳寿氏(グリーンアドバイザー) それぞれの分野での詳しい事例や、園芸に関する専門的な知識がわかりやすく聞けました。 草間 祐輔氏より、世の中はグローバル化が進んでいるが、地域ならではの環境にあった熊野らしい園芸活動を生みだして欲しいとメッセージがありました。 会場に訪れた人からも、お花の育て方などの質問がとび、終始アットホームな大会でした。
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パネルディスカッションでおこなわれた近藤まなみ氏による取り組み紹介 |
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パネルディスカッション(左から小笠原誓氏、草間 祐輔氏、近藤まなみ氏) |
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