2月21日(木)元盛松の集落跡を巡るツアーが行われました。 主催はくまの体験企画、案内人は尾鷲市在住の奥地啓吾さんです。 奥地さんは祖父で元盛松出身の栄松氏から昔の様子を聞いて育ち、7年ほど前から聞き取り調査や保全活動を続けています。 募集人数を上回る20名の参加者が集まり、三木崎の駐車スペースから約40分歩き、元盛松の集落跡に到着しました。 三木崎の奥にある元盛松は、交通が不便で電気も整備されず、昭和3年に三木浦町「コノワ」地区へ集団移転して、現在は石垣などが残るのみとなっています。 奥地さんの案内で、猪垣、子供達が遊んだ運動場跡、海蔵寺跡、庄屋屋敷跡、水路、木戸跡、鏡神社跡などを回り、海岸へ出ました。 雲ひとつ無い晴天で波も穏やかです。美しい丸石や海食崖、唯一の船着場跡を回り、海辺でお弁当を食べました。 奥地さんから不便な場所で暮らしてきた人々の生活、通学、移転時の話しなどを聞きながら歩くと、当時の様子が目に浮かぶようでした。 今回のツアーをきっかけに、元盛松の保全につながり、後世に伝わることを願います。 お問合せ先 くまの体験企画 内山(電話:090-7865-0771)
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