熊野市木本町にある紀南ツアーデザインセンターで今月初めから「和紙に残るまぼろしの型友禅」展が開催されています。 型友禅とは、着物の半衿に使用されたデザイン画で、和紙に試験刷りされたもので、本来は商品が出来上がれば捨てられてしまうものですが、運良く残された図案100点が展示されています。 明治から大正にかけてのものだそうで、その美しいデザインもさることながら和紙の保存性が良く色も鮮やかに残っています。 半衿という限られたスペースの中に込められた当時の発注した人の想い、それを形にしていった当時の職人さんの技が見られ、気の遠くなるような作業と時間の中、美しく仕上がっていったであろう織物を思い浮かべながら、当時の人のオシャレへのこだわりも見てとれるような気がしました。 2月16日(土)まで開催中です。 入館は、無料 紀南ツアーデザインセンター 三重県熊野市木本町517−1 電話:0597-85-2001 午前9時30分〜午後5時まで
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