文武両道の校風で知られる三重県立木本高校の平成19年度PTA研修会に、12月1日(土)午後7時より御浜町中央公民館大ホールにおいて講師にNHK大相撲解説者で元小結の舞の海秀平 氏を迎え「可能性への挑戦」と題し講演会が開催されPTAをはじめ一般住民約500名が参集した。 開催に先立ち、辻本満哉PTA会長が挨拶。「地域があってこその学校であり、努力し文武に励む学生が夢、希望がかなえる様な身近な開かれた魅力ある学校づくりが大切。この講演を機にそれぞれがそれぞれの立場で考え、PTAとして更なる学校関係者との連携をはかり地域の皆様方の協力をも得たい」と述べた。 続いて、大拍手の中 講師の舞の海さんが登場。同日午前8時から読売テレビでの生放送を済ませ大阪より陸路駆けつけた同氏は開口一番「結構距離がありますね」と爆笑を誘いながら和やかな雰囲気で会場内をリラックスさせた。現役時代、小柄な体格を生かした相撲センスから「技のデパート」という異名を持つ人気力士であったが、小柄ゆえの入門当初の苦労話や時節柄、朝青龍の物議や時津風部屋問題など今話題になっている事柄も交えテレビキャスターの時や相撲解説の時と同様にPTA研修会としての堅苦しさを微塵も感じさせない数々の脱線トークと温和な語り口調で魅了し大衆を引き付けた。 夢の実現に向け挑戦し続けてきた舞の海さんの豊富な体験談を聞き、人生の教訓を相撲道に置き換え「勝負の世界であるので勝つのが一番。だが関取として勝っても負けてもおごりひがむ事無く謙虚さが大切。」「一度限りの人生において思いやりと感謝の気持ちを忘れず、壁にぶち当たる事もあろうが気転、発想を換える事も重要。将来を見据え上向きな探究心を」と語った。 最後に榎本和能 校長が謝辞を述べ「新弟子検査時の苦労でもけっして将来を諦めず、自身の可能性に挑戦した姿。夢に向かって諦めない意思が素晴らしい。直向な向上心は教育に関係する者にとって大変重要な要素です。」と締めくくった。 ◆関連リンク 三重県立木本高校
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