紀北町紀伊長島区の片上池周辺で、古道魚町歩観会と人と自然の調和をめざす会による『片上池の自然を取り戻す植栽とバードウオッチング』が行なわれ、紀伊長島区の小学生や親子連れら約25名が参加した。 暖かな晴天に恵まれたこの日は、午前9時道の駅マンボウに集合。国設鳥獣保護区管理員の堀内弘さんと日本野鳥の会会員の北川直人さんの指導で芝生広場から片上池湖畔の南側約1.5キロ遊歩道を歩きながら、湖畔の水辺や休耕田周辺で見られる野鳥を観察、マガモやハシボソガラス、アオサギなど14種類の野鳥を確認した。 この後参加者は、湖畔の東側にできたウッドデッキ建設で失われたアシの自生地を復活させるため池のほとりに降り、人と自然の調和をめざす会の福山会長と植田さんの指導で、スコップで穴を掘り、片上川から移植したアシ50株とハマボウ3株を植栽した。 親子で参加した町内島原の西田さん親子は「石が多く堅くててなかなか穴が掘れなかったが楽しかった!」と植栽を楽しんだ様子だった。
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指導員の望遠鏡をのぞき、片上池に毎年訪れるカモを観察する子どもたち。 |
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参加者はマンボウ芝生広場から対岸のレストランまで南側遊歩道を歩いて移動した。 |
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バードウオッチング終了後、全行程で確認した14種類の野鳥の名前や鳴き声を確認する子どもたち。 |
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工事前のアシの自生地の様子を見せ、植栽後のイメージを説明する植田さん。 |
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