熊野市有馬町、市歴史民俗資料館主催の「子ども歴史教室」が十一日、同町の津ノ森遺跡で開かれ、児童六人と保護者二人が参加した。 置く熊野の代表的な弥生、古墳時代の遺跡である津ノ森遺跡で土器などを探し、大昔の人々の考えようというもの。講師の市文化財専門委員、福村直人先生が同遺跡の歴史や出土している土器について説明したあと、子どもたちは畑に足を踏み入れて土器を探して回った。 集めた土器片は水で洗い、ブラシで泥を落としたあと、福村先生が鑑定。土器片は赤色をしているものが多く、弥生時代の高坏(たかつき)やかめなどの土器片と分かった。参加した子どもたちは「とても面白かった。昔の人はどんな生活をしていたのかなと、興味を持ちました」と話していた。
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