9月8日(土)午後6時より「紀和の火祭り」が熊野市紀和町小川口(北山川河川敷)で開催されました。 今年は、8月4日の予定でしたが、台風による悪天候が予想され、9月まで延期となりました。 「紀和の火祭り」は、祭りのメインとなる「柱まつり」は熊野川水系で遠い昔から筏師の安全祈願や五穀豊穣、大漁成就、無病息災などのあらゆる願いを込めて行われてきた伝統行事で、高さ20数メートルの杉柱の先端に取り付けられたカゴに向かって若者達が松明を投げ入れるのを競います。見事カゴに松明が入るとカゴに仕掛けられた花火が火を噴き、同時に地上からも打ち上げ花火があがって祭りのフィナーレを飾ります。 今年は、午後6時には、夜店がオープンし、会場に並ぶお店からは良い香りが流れていました。紀和特産のキジ肉の手羽やめはり寿司、おでんに紀和牛生の焼き肉、ビールなどなどを買い求めるお客さんで北山川河川敷は賑わいだしました。 午後6時30分からは、子供柱まつりで、柔らかいボールを紐で縛り「柱まつり」のようにクルクルと回しカゴに投げ入れるもので、小学校低学年と小学校高学年に分かれておこなわれました。一番先に入れた人から3番目まで豪華賞品がもらえました。 午後7時からは、恒例のビール早飲みが10人、5組で競われ、会場を盛り上げました。 午後7時20分頃からは、シルバーシートの2人組みによるアコースティックギター弾き語りで懐かしい曲が演奏され会場が和みました。 続いてフラダンス(新宮フラダンスチーム)、ヨサコイ ソーラン(よさこい ソーラン 八咫烏)がおこなわれ、午後8時10分頃には、迫力ある北山砲が炸裂し、瀞流太鼓による太鼓演奏の後、柱まつりが始まりました。 50人の男衆が、松明をぐるぐると回し、高いカゴめがけて投げ入れます。なかなか入らなかったので、少しカゴの高さを下げると、やっと松明の火が飛び込み、カゴが燃えだし中に入っている花火が飛び出しました。 カゴが焼け落ちると、山々に囲まれる北山川の河川敷から色とりどりの花火が打ち上げられ、観客を魅了します。花火が打ち終わると最後に河川敷に200メートルに及ぶ「ナイアガラ」の滝を連想させる花火が河原や山々を明るく照らし出し、会場からは大きな拍手がおこりました。 残暑が残る熊野ですが、終わり頃には少し秋を感じさせる風が。花火の見られる夏のイベントの最後を飾り、第19回「紀和の火祭り」は終了しました。 ◆関連リンク [東紀州百科事典]:紀和の火まつり 紀和の火まつり2006 第17回「紀和の火まつり」(2005/08/07)
動画のURL:http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=231
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