熊野市、南牟婁郡の基幹病院である紀南病院組合立 紀南病院(野口 孝 病院長)において、新宮市にある気象庁管轄の地震計が震度5を観測したとの想定で、災害対策本部の迅速な設置が出来る様、4月19日午後5時30分より同院初となる訓練が行われました。 普段から同院で行われている火災非難訓練とは様相が違い、院外から多数の負傷者が一気に来院すると想像される事。 また院内設備の被害把握、入院患者の安全確保、病院施設の被災状況に応じた迅速な救護体制構築等を定時日勤常務終了後、大勢の職員が自主的に参加して行われました。 地震が起きたと訓練開始直後、新館医事課総合受付前に直ちに災害対策本部を設置。 院内各火元責任者から「被害状況報告書」を本部に提出、防災ラジオの受信や防災行政無線設置場所の確認、緊急時用の酸素、吸引設備の周知及び処置訓練も行い参加職員による備蓄倉庫場所や保管内容の把握確認など合わせて行われました。 同院では、「今後とも訓練を重ね、震度5弱以上の地震を観測した場合には直ちに病院災害対策本部を設置し、病院の被災状況や患者受け入れの可否をはじめ市町の災害対策本部と密接に連絡を取る環境を整えて行く」との事です。 関連リンク 紀南病院組合立 紀南病院Web
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