3月25日(日)紀北町紀伊長島区で古道魚まち歩観会が同会ガイドの久保久保幸夫さんを講師に「町中ガイド・実地研修」を行いました。 「魚まちガイド研修会」は、町中専門のボランティアガイドを養成し、熊野古道を訪れた観光客に“漁師町の温もり”という「やすらぎ」を直接に提供しようというもの。 研修には一般から参加して頂き、過去4回程、活発な質疑応答がなされ来ました。 総仕上げとなった25日は、今までの学習の成果を確認し、今後の発展を目指して、長島橋西詰めに午前10時に集合して、講師1名、事務局1名、一般参加者9名、計11名で約2時間、町中を実際に歩きました。 主なコースは下記の通りです。 1.長島橋(橋がなく、船で渡った時代の話)2.松本の道標 3.松本の炭役所(熊野炭)・庚申堂、 4.松本の浜口熊嶽邸跡、5.カネモ(東茂七)・嵐屋(老舗旅館)・江戸川乱歩の話(大島は推理小説の「宝島」の舞台) 6.長楽寺(城主加藤氏との由来)と城腰紅梅(早咲き梅)、7.岩壺(いわのこ)の水源、水神祠(里人手づくりの木仏)、8.浦町の庚申さん、9.旧イサバ屋通り(浦町)、10.村田(旧)呉服店の建物(名工・棟梁・水谷利一)、11.仏光寺の津波供養碑・門前の松の由来、12.湊屋の「息子の酒」・カッパ伝説、13.本町道標、14.長島神社の石垣(天保時代)・蘇民将来のしめ縄(祭神のスサノオノミコト=蘇民将来に登場する老人(実は福の神))、15.西町の聖観音菩薩像(平安末期)・土壺(どのこ=水源) また同会は、3月28日(水)には、午後7時から長楽寺本堂に於いて、小倉肇・紀北町教育長の特別講演会を開催します。演題は、『紀伊長島のふるさと四方山話〜地名・伝説・民俗』です。長島弁を痛快に分析します。乞うご期待。一般の方の参加自由です。(およそ90分の予定。)
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