平成19年2月18日(日)午後1時30分〜午後4時「メタボリック症候群撲滅シンポジウム」が熊野市民会館で開催されました。 主催の紀南健康長寿推進協議会が、三重県・熊野市・御浜町・紀宝町とともに、メタボリック症候群の危険性を広く啓発し、住民のみなさまの健康づくりへの意識を高めていただくため、メタボリック症候群撲滅シンポジウムを開催したものです。 昨年の流行語にもなったメタボリックシンドローム。この問題に三重大学医学部附属病院 糖尿病内分泌内科 住田 安弘先生が「メタボリック症候群とは何だろう?」をテーマにわかりやすく、メタボリック症候群について説明されました。 いつ頃から日本人におきてきたのか、その原因について、どのような症状か、そして対策についてをわかりやすく丁寧に講演されました。 頭の中にある快楽中枢によって甘いものや脂っこい食べ物が欲しくなるお話では、会場内にも心当たりのある方々から笑い声がおこり、先生からは、快楽中枢に負けないようにしましょう、と力強く語りかけました。 休憩時間には、ゆる体操がおこなわれ、来場者全員が身体をほぐして、2部のパネルディスカッションがおこなわれました。 コーディネータに新宮市立医療センター内科 庄司 国史先生、熊野市健康長寿課の西村 文恵保健士、コメンテーターの住田 安弘先生、パネリストに熊野市 宮本 充氏、御浜町 間下たみ子氏、紀宝町 室谷純枝氏の3名でおこなわれました。 庄司 国史先生の進行で始まり、まず紀宝町 室谷純枝さんがゆる体操を家庭内でもこまめにおこなうことや、歩くことをおこなっている事例を発表しました。次に御浜町 間下たみ子さんが御浜町でおこなわれている水中運動を取り入れた活動の発表をおこないました。熊野市 宮本 充さんからは、熊野市でおこなわれている機器を使ったトレーニング(パワーリハビリ)について、健康管理についての発表がおこなわれ、住田 安弘先生、庄司 国史先生からコメントが寄せられました。 熊野市健康長寿課の西村 文恵保健士からは、熊野市がおこなっている取り組み事例の発表がおこなわれ、記録をとっていくことの参考例の紹介などがありました。 最後に、来場の方々からの質問も受け、丁寧に応えていきました。 これから医療費の問題などが深刻化する中で、自分の健康は自分で守っていく習慣を身につけて、医療に頼らない健康的な生活をおくれるようにがんばりましょうと、励ましのメッセージが会場の来場者の方々におくられました。 今回のシンポジウムは来場者が少なかったのですが、今日の講演内容を、帰ってからご家族やご友人にぜひ話してあげてください、と主催者が最後に来場者に語りかけ、シンポジウムが終了しました。
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コーディネータの庄司 国史先生、西村 文恵保健士、住田 安弘先生 |
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