きれいに晴れ渡った2月2日(金)午前10時より世界遺産「花の窟神社」春期例大祭がおこなわれました。今回は、長さ約160メートルの稲わらで編まれた大綱を架ける「お綱かけ」神事をとりおこなう潔斎した7人の「上り子」について花の窟お綱かけのお綱をくくる岩の上へと行きました。2005年10月2日にも同じ取材をおこなっています。(花の窟神社 もう一つのお綱かけ神事) 「お綱かけ」神事がご拝所前でおこなわれたあと、7人の「上り子」が花の窟裏手より、錘石やロープ、餅などを授かり登り高さ約45メートルのご神体(巨岩)での神事をおこないます。その後の作業は前回見た時と同じだったのですが、お綱を結わえた所に餅を入れるのですが、前回は紅白の裸の餅でしたが、今回は、紅白の餅を和紙に包み、その和紙には「力餅」と墨でかかれており、それを檜の薄い紐で結んであり、それをお綱に結わえました。 気温は思ったより低くなく、遠く連なる七里御浜、山々、青い海と有馬町の街並を望みながら、お綱引きをおこなうたくさんの人を見ていました。 中継地点となる柱に上手くお綱がかかるように、上から下の人に携帯電話から、そして手をふりながら調整させます。 無事お綱がかかると、大きな拍手が駆け上がってきました。 その後、俵を下ろして、餅を下に10個程投げ終了です。来た道を引き返すと、浦安の舞の奉納が始まり、祭りはクライマックスへと。 宮司が退場した後、餅巻きがおこなわれ、訪れた人は楽しそうに餅を拾っていました。 10月2日におこなわれた秋期例大祭時のお綱も切れずに残っており、現在新しいお綱と2本がかかっています。
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