1月21日(日)午後1時30分から、NPO法人 熊野スローライフ協会による七里御浜のゴミ掃除と環境に優しい廃油石鹸づくりを、御浜町でおこないました。 この日は、午後から冷たい雨が降り始める天気となりましたが、参加者15名(子ども6名)を迎え、郷土料理の店「おかげさんで」のお店をお借りして体験をおこないました。 まず、七里御浜海岸の清掃作業に全員で向かいました。松林を抜けて七里御浜海岸にでるとびっくりするぐらいのゴミが!観光客が降りやすい場所の海岸には余りゴミは目立ちませんが、いったん外れると驚くほどのゴミの量に参加者は驚きました。全ての回収は不可能だが、ペットボトルや空き缶、発砲スチロールなどを中心に拾い集め、約30分程で50袋近いゴミが集まりました。中にはペットボトルに詰められたたくさんの注射針などもありました。また参加してくれた小学生の女の子が、ウミガメのことをしきりに心配していました。小さな力でも続けて行くことで少しでも改善されて行けばという想いを胸に雨の中の作業を終えました。 「おかげさんで」に戻ってからは、天ぷら油などの廃油を利用した石鹸作りをおこないました。ポリバケツに水500ccを入れカセイソーダを溶かして行きます。この時に熱と刺激臭がでるので、長い棒を使ってかき混ぜ、少しづつ入れながらきれいに溶かします。かき混ぜ係は子どもたちの役目です。 その後1.5リットルの廃油を少しづつ入れて行き、更にかき混ぜるとだんだん固まってきます。最後は参加者分の牛乳パックに流し込み完成です。 家にもって帰って2日程たったら好みの大きさに切り分け、半月から1ヶ月もたつと石鹸として使用できます。もともと食べ物として使われる食用油を捨てずに再利用して、少しでも環境に優しい活動に続けたいと思います。 参加者のみなさんも、思った以上に簡単に石鹸が出来ることに驚き、これだったら誰でもできるから続けて行きたいとおっしゃっていました。 この石鹸は手荒いや洗い物に使うことができます。固めて捨てるだけだった家庭の油も、再利用して自然にやさしくできればいいですね。
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