平成18年11月28日(火)午後1時30分から熊野商工会議所2階研修室において、「まこも研修会」が開催されました。(主催:東紀州資源循環型社会研究会) 「まこも」とは、高さ2mまで成長するイネ科の植物で、やわらかく膨らんだ茎の基部(まこもたけ、と言います)が食用となり、今までも作られていましたが、ここにきて「まこも」には、黒穂菌が共生してあることがわかり、健康食としても注目が集まり、今回の研修会の開催となりました。 栽培について三重県中央農業改良普及センターより西島政和氏、大紀町大内山の生産者 小倉公守氏を迎え、地元から約14名が参加して研修会がおこなわれました。 西島政和氏より「まこも」の栽培方法についての詳しい説明がおこなわれました。「まこも」は三重県全体で5町歩ほど作られていますが、それだけの面積でも日本一の生産県であること、水田で育てられるが稲と隣接したところで作ると除草剤や農薬の登録がないため、栽培専用の水田が必要となります。 しかし育て方はいたって簡単、問題は収穫時期が長いことぐらいのようです。 小倉公守氏の話にもありましたが、健康食としての利用、中華の食材として利用されていること、黒穂菌が持つ効用も期待されるものが多くあります。 試食会では、「まこも」を焼いたもの、天ぷら、酢豚、フルーツと和えたものなどが出されました。「まこも」の持つ食感の良さ、甘味は確かに味わいが良く、試食をすると売れるといった小倉公守氏の説明にうなずけました。 他に「まこも」の葉も利用できることの紹介もあり、栽培をしてみようとする地元生産者の方々が熱心に聞き入りました。
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