2006年11月3日(金)熊野市二木島町の二木島湾で二木島祭りがおこなわれました。 快晴に恵まれ朝から暖かな日となり、海のお祭りには絶好のお天気となりました。 午前9時頃に、2隻の関船が二木島港を出発します。 関船の大きさは全長約16メートル、1隻の船に30人のづつ乗り込みます。上半身裸の漕ぎ手に、太鼓打ち、神事に並ぶ幼い子どもたちが乗り、最初に「室古神社」へといきます。 そこでおこなわれる神事は、とてもおごそかで、干物や甘酒、御神酒などを順番に食していきます。 その後、対岸の甫母町「阿古師神社」へ向かうのですが、ここで1回目の関船の競争がおこなわれます。船の回りには見物客の漁船が取り巻くのですが、OBの漁師の方から激が飛びます。30人の男達は、1つの櫓を3人で交代しながらこぎ続け、「阿古師神社」へ向かいます。「阿古師神社」近くにつくと船は極彩色の膜を船全体に降ろし神社の上がり口へと入っていきます。 「阿古師神社」でも「室古神社」と同様の神事がおこなわれ、ここで踊り子の男の子が着替えます。 「阿古師神社」から甫母漁港へ競争、八丁櫓を必死になってこぎ続け、漁港近くへ着くと船の先頭で赤い着物を着た男の子の踊りが始まり、港に来ている人たちに見守られ、拍手を浴びながら踊ります。 最後に甫母漁港から二木島漁港まで競争がおこなわれ、二木島漁港でも同じように2隻の関船の先頭で男の子が踊り、港に集まった多くの人から拍手を浴び、港をぐるりと回り祭りは終わります。 青い海に色鮮やかな関船が映え、漕ぎ手の男達は汗びっしょりになっていました。 力強い海の祭りは一見の価値有りです。出来れば船から見るのが最高です。 今回甫母の漁師さんの船に乗せていただけました。ありがとうございました。 ●2005年の二木島祭り ●2004年の二木島祭り ●2005年の二木島祭り動画 ●東紀州百科事典 > 二木島祭
動画のURL:http://kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=201
|
阿古師神社の鳥居と2隻の関船、漕ぎ手は食事と休憩です。 |
|
|