紀宝町浅里にある飛雪の滝とキャンプ場周辺で三日、浅利瀧祭りが開かれた。秋晴れに恵まれた会場には熊野市や南郡、新宮市から、大勢の祭り客が訪れ賑わった。 浅利瀧祭り実行委員会と町企画振興会、地域住民が一体となり、地域の物産や観光名所をPRしようと毎年開催している。 地元で取れた果物や野菜の農産物のほか、祭り名物の松茸ご飯などの郷土料理の販売があり、訪れた人たちが買い求める光景が見られた。 また、アマゴ釣りコーナーも設け、釣ったばかりのアマゴを網で焼き「これが絶品。とても美味しい」と好評だった。 滝をバックにした特設ステージで、はまちゃんバンド、南紀上昇気流隊、紀州舞踊隊、創作紀宝太鼓とほたる夢太鼓、尾鷲和太太鼓藤井組など、踊りや太鼓演奏が繰り広げられ観客を楽しませた。 さらに熊野古道世界遺産登録記念イベントとして町企画調整課が企画した「川端(川又)街道散策と熊野川川下り」にひゃ、三十人が参加。飛雪の滝周辺の散策道を歩いたほか、熊野川で川船を使った川くだりを体験した。 祭りの最後は持ちまきと地元産の新米が当たる福引抽選会。大きな歓声が会場に沸き起こり、祭りのフィナーレを飾った。
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