「全国太鼓フェスティバル」は「太鼓の選抜甲子園」とも言われ、全国大会で優勝した団体等が初めて出演権を得る太鼓打ちの憧れ「日本一の太鼓フェスティバル」と言われている。熊野鬼城太鼓は平成12年に次ぐ2回目の出演となりました。 今回は熊野鬼城太鼓の指導者 中森輝雄師匠の御歳80歳の味のある元気な太鼓を全国の太鼓ファンに是非聴かせたいと大会顧問河野和義氏からお声がかかり総勢11名で参加しました。 前日には地元の老人ホームを慰問。師匠の元気な太鼓にホームのお年よりは大喜びでした。 フェスティバル当日、まずはじめに中森師匠による即興の「寄せ太鼓」を披露。熊野独特の地のリズムにのせ、時には観客に話しかけながら自由自在にバチを操る80歳の味のある名人芸に、客席からは演奏の途中にも何度も拍手が沸き起り、2000人を超える聴衆は純粋な「和太鼓」の心地よい響きに酔いしれ、演奏後は会場中から拍手喝采を浴び他ました。
続いては、鬼城太鼓メンバーによる「道を行く人」。この曲は世界的な和太鼓奏者林英哲さんが世界遺産熊野古道をテーマに作曲したもので、古道を旅する巡礼者の「思い」を後白河上皇の詠んだ詩を歌いながら叩く曲です。演奏前のインタビューでも「世界遺産熊野古道」をPRすることができ、フェスティバル終了後は多くの観客から「曲を聞いて是非熊野古道を歩いてみたい気持ちになった。」と声をかけられ、また中森師匠はファンからのサイン攻めに合うなど、熊野鬼城太鼓の演奏は高評を得ました。 このフェスティバルは「いのちは鼓動からはじまる」をキャッチフレーズに100名を超える地元ボランティアスタッフにより運営されているもので、スタッフの皆さんの温かい心づかいの支えがあってこそ、演奏者は100%の力を出し切れるのだと思います。 鬼城太鼓もこれまで厳しい練習を重ねてきた成果をすべて出し切ることができました。スタッフの皆さんといつも応援してくれている皆さんに感謝しています。また、私達の演奏を通じて全国の太鼓ファンに「世界遺産熊野古道」をPRすることができ、とても嬉しく思います。フェスティバルは11月23日(木)11時からNHKのBS2にて放映されます。中森師匠のインタビューなども映ると思いますので、是非ご覧下さい。 大会名:「第18回全国太鼓フェスティバル」 開催地:岩手県陸前高田市 出演団体数:11団体(岩手、宮城、石川、千葉、神奈川、大分、三重など) 熊野鬼城太鼓出演者:中森 輝雄(師匠)、畑中 英俊、大西 拓、湊 達也、今西 賞、 阪口 開、山本 章彦、城内 亮、平山 裕久、勝矢 秀男、増元 将人 総勢11名 曲目:1.中森 輝雄師匠による「寄せ太鼓」、2.「道を行く人」熊野道に寄せて NHK放送日:11月23日(木)勤労感謝の日 AM11時〜 BS2にて
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