6日午後7時より、紀伊長島青少年育成協議会主催の「第4回星空コンサート」が、紀伊長島区島原の赤羽中学校で開催された。 演奏は、昨年に引き続き二胡奏者の梁天任さんに、今年は妻の朱蕾さんが加わった。蔡さんが演奏するのは古箏(こそう)という琴の原形とされる楽器。今回も中国と日本の音楽をお互いに親しく懐かしく感じる理由や、逆に中国や西洋の音楽にはない日本古来の音階の話、楽器の特徴などをわかりやすく梁さんが解説するなど、トークも和やかにコンサートは進められた。 中国の歌や日本の歌謡曲とアンコール曲の、全13曲を演奏。「シルクロード」や「夜来香」、教育長の小倉肇氏からのリクエストという「荒城の月」や「川の流れのように」など、中高年の来場者には懐かしい曲が披露されると、会場のあちこちで曲に合わせて口ずさむ人があった。 奏者の様子を大きなスクリーンに映し出すなど、遠くの席からも良く見えるように工夫され、楽器そのものや奏者の表情や手元など、耳だけでなく目でも楽しめるコンサートとなっていた。 最後の赤羽中学生による花束贈呈のシーンでは、1歳1ヶ月の夫妻の子どもも妻の蔡さんに抱かれて登場。「人見知りが激しい時期」との話だったが、バイバイや拍手をするなど愛らしい姿を披露し、会場を和ませてくれた。 昼まで降り続いた雨も上がり、強い風にあおられながらも4年目にして初の「星と月が輝く」コンサートを来場者は楽しんだ。 昨年の星空コンサートの様子
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