9月16日(土)荒天が予想される中、雨の対策も万全に、奈良県下北山村でおこなわれる「山の音楽祭」へと向かった。 山の音楽祭は、今年で23回目を迎え、「地球の緑を守ろうよ」樹の香り土の香りのする緑の大切さをアピールするイベントとして定着している。 午後4時頃、会場へ向かう車の中、思いのほか空が明るい、うっすらと青空ものぞいている、これなら雨の心配はないかもと思いながら音楽祭の会場へと歩いていった。 音楽祭のステージは、巨大な池原ダムを間近に添えた圧倒する構えで迎えてくれた。 会場には、雨が心配されてどうだろうか?という心配もなく人で一杯になっていった。 午後5時30分、まだ夕暮れの中、地元バンドからはじまった。ほのぼのとした演奏が30分ほど続いたあと稲垣潤一さんのアコースティックライブが始まった。 夜の闇が会場を包み、ステージを鮮やかな光が包み、音楽で会場が良い雰囲気になっていく。思い思いの楽しみ方が出来るのも野外ならではの良さ。 1時間ほど、ヒット曲などを聴きながらステージを楽しんだあと、最後に熊野の「熊野鬼城太鼓」が力強い演奏を披露した。 広い空間だけれど、バックの巨大なダムが音を反響させなんとも言えない空間を作り出す。 人の奏でる「音」を無理なく優しく押し出しているような心地よさが体に伝わってきた。 演奏が終わると、巨大な池原ダムに花火のナイアガラが流れ出す。会場のみんなが見上げる。美しい光が下北山を照らし出し、花火が打ち上げられた。 巨大なダムをバックに打ち上げられる花火は、ダムの巨大さも浮きだたせ、その巨大な壁に音が反響し、会場から歓声があがった。 熊野市と下北山村は当たり前のように行き来のある関係だが、こういったイベントに「熊野鬼城太鼓」が参加してくれたことで、もっと身近に感じることができた。 そんなふうに感じた方も少なくないのでは。 大自然の中で聞く音楽は、虫の声も響き渡り、思いがけない演出もつくりだし、心地よい時間を過ごすことができました。 注)写真は、許可をいただき撮影しております。 関連リンク ●山の音楽祭 ●熊野鬼城太鼓 ●熊野鬼城太鼓友の会
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