22日(火)、紀伊長島の「下河内の里山を守る会(会長:上野忠史)」の会員による「蕎麦うち研修会」が行われた。この研修会は会員の蕎麦うち技術の向上はもちろん、蕎麦うち指導ができるインストラクターを養成しようというもの。毎月第3火曜に実施されているものだが、8月はお盆を考慮して第4火曜に実施された。会員の中には10月に兵庫県で実施される「全麺協公認段位認定会」の認定を受けようか、という人も出てきている。来月9日(土)の「きいながしま港市」では、会員らの手による「打ちたて・茹でたて」の蕎麦が食べられるよう、数量限定で販売予定。今まで以上に研修にも力が入る。この日も下河内地区の中原集会所と南崎家(旧:旭屋旅館)の2箇所を会場に、16名の会員が研修に汗を流した。 中原集会所と南崎家の間にある3枚の畑のうち1枚には、今年初めてサツマイモが植えられた。過去2回、秋蕎麦を植えてきたが台風などの被害で全滅状態となったため、別の種類を、ということで植えられたが、既にサルの被害に悩まされている。地域の人の協力も得ながら、会員も頻繁に見回りに畑を訪れたり、電気柵の周囲の草を刈ったり、芋のツルの上からネットを張るなど努力をしているが、研修中も何度かサルの姿が・・・。誰かがサルの姿を発見すると「サルや!」と声をあげ、手の空いている会員らが威嚇用のロケット花火を持ってサルを追いかける。かわいそうなようだが里は人の住むところ。サルは山で暮らし、里に下りて農作物を荒らしたりしないように山に返すためには、その都度追い払うしかないのだ。 研修とサル対策で汗だくになった後は、有志らが持ち寄った器具やあずきの甘煮などを使って「かき氷」を楽しんだ。ふと目をやれば緑の山と黄金色に実った稲穂。のどかな里山で会員らは充実したひと時を過ごした。 「下河内の里山を守る会」では随時、会員を募集している。 年会費は保険料込みで、1,000円 となっている。 問合せ・申込は、 紀北町紀伊長島区産業振興課 商工・観光係 電話 05974−7−1111
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天気も良く、南崎家(旧:旭屋旅館)の庭先で蕎麦うち(写真提供:モンッキキー) |
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こらっ!あっちへ行け〜!(写真提供:モンッキキー) |
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