7月30日(日)午後1時30分から、熊野市保健福祉センターで熊野スローライフ協会主催による国際ミニシンポジューム「なれ寿司とさんま寿司は、世界の味になれるか?」が開催されました。 世界遺産とスローライフについての国際ミニシンポジュームと題して、熊野の特産である「さんま寿司」「さんまなれ寿司」を題材に国際色豊かな講演とパネルディスカッションがおこなわれました。 最初に、基調講演「熊野とスローライフ」大原興太郎氏(三重大教授)が、熊野に関わりながら感じとった熊野、そしてスローライフについて講演しました。 続いて、事例報告「みかんと地域おこし」奥田均氏(三重大助教授・みかん研究)が、この地域の特産であるみかんについて、柑橘を使ったさんま寿司の可能性について報告されました。 そして新潟からお越し下さった相楽治氏(新潟大非常勤講師・環境カウンセラー)から「地域おこしと環境???新潟の事例より」と題して、熊野地域との比較を交え、相楽氏がおこなっている取り組みについてお話し下さいました。 ここでいったん休憩が入り、熊野太鼓人“爛”による演奏、三重スローライフ協会員鈴木さんによるコカリナ演奏がおこなわれ、おとずれた参加者の方々に迫力ある演奏と、素朴で素敵な音楽をお届けしました。 後半は、パネルディスカッション「なれ寿司とさんま寿司について」がおこなわれました。 コーディネーター 大原興太郎氏・道後宣弘氏(熊野スローライフ協会)パネラーとして、王初文氏(上海複旦大学講師・医食同源)、紀ノ川 良子氏(歌手 さんま寿司音頭)、ナビータ・カセム(パキスタン・三重大学大学院生)、ナキブイスラム氏(バングラディシュ・三重大学大学院生)、エレーナ氏(フランス・トウール商業大学院大学院生)、相楽治氏(新潟大非常勤講師・環境カウンセラー)、奥田均氏(三重大助教授・みかん研究)のみなさんで、会場の皆さんも一緒に試食を交えながら楽しく「なれ寿司とさんま寿司」の可能性について語り合いました。 この日の参加者は、130名ほどあり、地元の特産品である「さんま寿司」「なれ寿司」への関心の高さが伺えました。最後にスローライフを提唱しながら、これからも頑張って地域活動を続けることに応援して下さいと、熊野スローライフ協会の事務局から皆さんへメッセージを送り、閉会しました。
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