東牟婁郡串本町の串本町文化センターで7月29日(土)「防災・減災フォーラム2006in和歌山」が行われました。このフォーラムは、今後30年間で60%の確率で起こると言われている、東南海・南海地震とその被害について、生活者や地域はどのように備えるべきかを考える催しです。 京都大学防災研究所の河田氏による基調公演のあと、町長、防災研究者、行政関係者など様々な立場のパネリストから防災への取組みの説明、提言等が出されました。パネリストがそれぞれの立場から地震と津波への対策についてコメントし、フォーラム参加者それぞれが防災を考えるきっかけになった催しでした。 ここ串本は紀伊半島の先端であり、東南海・南海地震が発生した際には、震度6〜7、6〜7mの津波が押し寄せ、津波は6時間程続くと想定しています。地震発生から津波の第一波が到達するまでの時間も10分くらいということですが、津波は第一波が最大という訳ではありません。「とにかく逃げる」が勝ちだと講師の先生も力説しておりました。 スケジュール 7月29日(土)開会13:30/閉会16:00 ◎ビデオ上映「2005年自然災害の記録」 ◎基調講演「紀南地域における自然災害リスク」 河田恵昭氏(京都大学防災研究所長) ◎パネルディスカッション「地震・津波・洪水〜災害から自らを守るために」 松原繁樹氏(串本町長) 小池信昭氏(和歌山工業高等専門学校) 前田朋子氏(小説家) 沢田道彦氏(紀南河川国道事務所長) 佐田進氏(産経新聞社和歌山支局長)
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