平成18年度熊野古道協働会議が7月9日(日)午後1時30分から尾鷲市中央公民館で開催されました。 熊野古道に関心が高まっているのか多くの人が会場に訪れ、熊野古道協働会議に参加しました。 まず熊野古道協働会議代表世話人 花尻薫氏(熊野古道語り部友の会会長)からあいさつがあり、三重県東紀州対策局長のあいさつと続き、熊野古道協働会議会則の変更及び世話人の変更の発表がおこなわれ、熊野古道アクションプログラムの取り組み状況について取り組み状況の事例紹介がおこなわれました。 事例紹介 1.価値に気づくための活動 (1)学校教育における取り組み 紀北町教育長 小倉 肇氏 2.守り伝えるための活動 (1)熊野古道を守り伝える活動 海山熊野古道の会代表 玉津 充氏 (2)川の参詣道「熊野川」を守り伝える活動 東紀州地域交流空間創造事業検討会議くまのがわ部会 谷上 嘉一氏(川船大工)) 3.伊勢路を結ぶための活動 (1)伊勢路の取り組み 三重県東紀州対策局 (2)伊勢・奥伊勢地域の取り組み 宮川流域ルネッサンス協議会 小倉 康正氏 (3)大辺路の取り組み 大辺路刈り開き隊 辻田 友紀氏 その後、平成18年重点テーマ「伊勢路を結ぶ」について、次年度の重点テーマについて話し合いました。(2名ほど会場からの意見を聞きました) 休憩を挟んで、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、環境デザインを対象とした総合的な活動や実績を誇る会社 株式会社GK京都による講演となりました。 講演テーマ:『文化をつなぐ、人を導く道具づくり−熊野古道伊勢路サイン』 講師:吉田治英氏(株式会社GK京都取締役社長) 講演後に発言する時間が少しありました。そこで「まだまだ情報発信が十分でないから、みなさんしっかり頑張りましょう。くまどこを利用してもらってもいいですから。」という意見がでました。 進行役の花尻先生から、「いまだに、熊野古道というと和歌山だと言う方が多い。今の方は、十分に努力されているのですが、我々も頑張っていかなくてはいけません。貴重なご意見としていただいておきます。」とのコメントをいただきました。
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花尻薫氏(熊野古道語り部友の会会長)からのあいさつ |
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会場周辺には学校教育における取り組みや古道マップが展示 |
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講演をおこなった株式会社GK京都取締役社長 吉田治英氏 |
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