7月1日(土) 第3回熊野自然塾「大峰山脈八経ヶ岳トレッキング」を開催しました。前日から天気が悪く、実施が危ぶまれていましたが「終日曇りという天気予報」を信じて決行しました。朝6時に三重県熊野庁舎駐車場に集合した一行は車に分乗して出発。今回は多治見市と桑名市からの参加者もあり、道の駅「かみきた」駐車場で開会式を行いました。自己紹介の後、講師の「北山の師匠」岩本泉治さんから説明を受け、これがホンマに国道なの?と思うような狭い国道309号線を走ること30分。行者還トンネルを抜けて、登山口に到着しました。登山口に着くまでに雨が激しく降ってきたので、装備を雨モードに変更して登山を開始しました。途中レトロな橋を渡るといよいよ急な登りが始まり、途中、ガイドの師匠から花や木のお話をききながら約1時間足を運びました。苦しい登りでしたが、ブナやミズナラ、ヒメシャラなどの若葉が色鮮やかに一行を迎えてくれました。 1時間ほど登って、ようやくで奥駆け道の出会いで休息しました。晴れていれば、のこぎりの歯のような大普賢岳望めるのですが、残念ながら霧の中。だらだらとした奥駆け道を歩くこと約50分で理源大師の銅像まえに着。行動食と水分を補給して、いよいよ最後の登り「胸突き八丁」に挑みました。急な坂の木道では苦しみましたが、弥山小屋の発電機の音が聞こえてくると元気回復し、12時にようやく弥山小屋に到着しました。霧の中昼ご飯を食べ、暖かい紅茶を飲んで近畿最高峰の八経ヶ岳に向かいました。 さてさて、2週間前は蕾だった「オオヤマレンゲ」は咲いているかな?と期待しながら歩いていましたが、残念ながら蕾ばかり。ガビーン!全く着いていないなあとがっかりしていると前方から「咲いとるゾ〜!」との師匠の大声が。現場に急行すると咲いてました!2個だけでしたが、清楚な花と清々しい香りに皆さん大感激。気分良く頂上を目指し、すぐに頂上に到着しました。残念ながらガスっていて、近畿最高峰からの眺めは霧だけでしたが、皆さん思い思いに記念写真を撮り、休憩しました。30分ほど頂上に滞在した後、帰路につき、5時には全員駐車場に戻り、今回のトレッキングを終了しました。でも女性の方々の健脚にはほんとうに感心いたしました。皆さん元気なうちは日本もまだまだ大丈夫だと感じた一日でした。第4回熊野自然塾は9月14日(金)〜17日(月)にかけて、中央アルプスと八ヶ岳山麓のトレッキングを予定しており、まもなく参加者を募集いたします。
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