紀北町紀伊長島区の下河内地区で活動する「下河内の里山を守る会(会長:上野忠史)」が、いきいき学園の子どもたちや地元の人の協力を得て、サツマイモの苗を植えました。例年なら秋そばを蒔く時期ですが、2年連続で台風やシカなどの獣害に遭い、そばは壊滅状態でした。そこで今回は別のものを植えてみようということで、サツマイモを植えることになったものです。 お天気が心配されましたが、降らず照らずの絶好の作業日和。事前に会員たちが畑のマルチ掛けなど準備を進めており、みなさん、軍手・長靴姿で苗とヘラを持ち、作業に取り掛かりました。指導にあたるのは、地元の農作業ベテランのみなさんと、そば作りやそば打ちで指導にあたっている三重県中央農業改良普及センター地域資源開発プロジェクト主幹の西嶋氏。何箱ものダンボール箱にぎっしり4,000本の苗を前に、「昼までに終わるだろうか???」と不安もありましたが、コツをつかむと全員の作業ペースがどんどんアップし、予定より早く植え付けを完了することができました。 いきいき学園の子どもたちは途中、西嶋氏からサツマイモがいつ・どこから日本に入ってきたのか、食料自給率や地産地消についてなど話を聞いて、農業の勉強会もしました。 勉強会や作業が終わるとお茶を飲みながら談笑したり、ビオトープでメダカやカエルを見たり、トンボがたくさん飛び交う美田と里山を楽しみました。 サルやイノシシが大好物のサツマイモ。獣害対策の電気柵のスイッチを入れ「しっかり守って秋に収穫を楽しもう!」と解散しました。
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ちょっぴり足や腰も疲れます。時々立ち上がってトントン・・・ |
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