6月17日(土)熊野市紀和町、瀞流荘前の北山川で小鷹網(こたかあみ)漁体験がおこなわれました。 この日の参加者は15名。雨の強く降る日でしたが、小鷹網漁をおこなう午後5時30分頃には、計ったように雨が止み、霞がかかる美しい北山川が演出。参加した人も「こんなきれいな風景が見られて感動しました」との声も聞かれるほどの桃源郷のような景観でした。 講師には、小鷹網漁の技術を引き継ぐ谷口さん、紀和町漁業協同組合の組合員の方々が出て手ほどきをしました。 まず谷口さんより小鷹網漁についての説明がおこなわれました。この漁は紀州の川で古くからおこなわれているもので、鷹が獲物を捕る時、翼を広げ獲物を囲ってから爪や牙をかけたことから、網が翼状に広がる所から名付けられたようです。 また、この網のかけ方も上り鮎の頃と秋の下り鮎の頃とは、投げる方向などが変わるそうで、投げ方はもちろんいろんな知識が伴わないと上手く漁が出来ません。しかし上手くいけば一投で50匹ほどの鮎がとれることもあるそうです。 参加者は、3組に分かれて川の畔に行き、講師の方々から投げ方のコツを教えてもらい、練習が始まりました。 難しいながらも何度か投げるうちに上手く弧を描ききれいに投げられる時も出てきました。 講師の谷口さんは、さすが漁師見本の1投げで鮎を6〜7匹も網にかけました。それだけで感動です。 この日も鮎の他に、アユカケも捕れました。 次回の『親子でチャレンジ!小鷹網漁体験』は、7月1日(土)・2日(日)におこなわれます。 興味の出た方は、是非ご参加ください。 ◆6月3日におこなわれた小鷹網漁の報告:1< ◆6月3日におこなわれた小鷹網漁の報告:2
動画のURL:http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=172
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